ワンコイン(500円)以下で買える安さと手軽さから、サラリーマンやOLを中心に人気のある、弁当の路上販売。 だが、ついに東京都が規制の強化に乗りだすという。すでに都は弁当の路上販売の実態調査などに関する検討会を発足させており、早ければ今夏にも対策を打ち出す方針だ。 東京都が特に問題視しているのは衛生面。炎天下など菌の増殖しやすい状況でも、適切な温度管理を怠る業者も多いとしている。 実際、昨年、中央区が抜き打ちで実施した細菌検査では、約8割の路上販売弁当から基準値超えの細菌数が検出されたという。 東京都福祉保健局規格基準係長の平公崇(たいら・きみたか)氏は、こう語る。 「路上弁当販売業者の衛生管理に関する懸念は、以前からありました。過去に2度ほど都心部から苦情や心配する声が上がり、2000年に条例改正、2007年に通知を出して、監視指導を強化してまいりました。しかし、それでもなかな