Red Hatは米国時間7月2日、「KVM」ベースの仮想化を組み込んだ初めてのバージョンとなる「Red Hat Enterprise Linux 5.4」のベータテストバージョンをリリースした。 Red Hatは2008年9月、KVM(Kernel-based Virtual Machine)技術を、開発元であるQumranetとともに買収した。Red Hatは2月、同技術に基づく仮想化製品群を開発する意向を明らかにし、6月に「Red Hat Enterprise Virtualization(RHEV)」シリーズの最初のベータバージョンをリリースした。RHEVシリーズには、スタンドアロンのハイパーバイザ「RHEV-H」のほか、サーバおよびデスクトップ用の仮想化マネージャが含まれる。 「Red Hat Enterprise Linux 5.4 Beta」は、KVMベースの仮想化を初めて組み