女性は入院した父親の病状を日々、SNSにつづっていました。 1週間くらいで帰ってくると思って。 でも1か月後、書き込んだのは「父は生涯を閉じました」という文章でした。 父は49歳でした。 (首都圏局/記者 山内拓磨・ディレクター 有賀菜央) 「重症化する例も40代だと少ないと聞いていたので、本当に1週間くらいで帰ってくるんだと思っていました」 こう話したのは、関東地方に住む20代のみさきさん(仮名)です。 去年12月、新型コロナウイルスで49歳だった父親の誠さん(仮名)を亡くしました。 誠さんに持病はありませんでした。 家族で感染対策をとっていましたが、職場で感染したとみられています。 誠さんは、みさきさんの5歳と2歳の孫娘の成長を何よりも楽しみにしていました。近くに住んでいるのに、週末に遊びに行くたびに孫たちが好きないちごを買って待っている、優しいおじいちゃんだったといいます。 みさきさ