静岡東急スクエア 今夏撤退の可能性 営業危機、テナント複数退去 静岡市葵区伝馬町の大型商業施設「静岡東急スクエア」が営業存続の危機に陥っていることが、24日までの関係者への取材で明らかになった。既に複数のテナントが退去していて、今年夏の撤退も取りざたされている。 同施設は2007年開業の「SHIZUOKA 109」の後継施設。現在、地上3階を除く地下1~地上5階に約20店舗が入居する。一部テナントには撤退の情報が伝えられたという。一方で、施設を運営する後継事業者の選定作業は進展していないとみられる。 近隣では21年3月、約半世紀にわたってにぎわい創出の一翼を担っていた静岡マルイが閉店した。新静岡セノバが近接する伝馬町周辺は呉服町、御幸町と並ぶ静岡市中心街の一角を形成し、今回の経営危機が中心街の集客減につながると危惧されている。 静岡東急スクエアは17年11月、109時代に10~20代女性が