トヨタ自動車は21日、元中日新聞社記者の長田弘己氏(50)を社外監査役に起用する人事を発表した。トヨタの役員にメディア出身者が就くのは初めて。6月の定時株主総会を経て正式に決める。 長田氏は今月1日付で中日新聞を退職。ニューヨーク特派員のほか、平成31年3月からトヨタ取材班のキャップを務めた。直近は編集委員と国際総合面デスクを兼ねていた。 トヨタは「徹底的な取材に基づき、中立的な立場でトヨタへの批判や応援を含めてありのままを報道してきた。公正中立な立場から監査してもらえると判断した」とコメントした。 トヨタは今回「主要株主」など10項目に該当しないことを社外役員の選定条件とすると公表。このうちの「主要取引先」に該当する法律事務所に所属している酒井竜児氏が退任することから、後任の選定を進めていた。
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