お母さんとお腹の子を救え スタートアップが母子と産科医を遠隔でつなぐシステムを開発
少子化などを背景にした産婦人科の医師不足により、安全安心な出産環境の整備が課題になっています。そんな中、香川のスタートアップ企業が開発した、医師とお母さんとお腹の子をリアルタイムでつなぐシステムが、課題解決につながるのではと注目を集めています。 高松市内にある、助産所「ぼっこ助産院」。2022年9月、藤中ひろみさんはこの助産所に分娩に訪れましたが、急きょ、病院での緊急手術が必要になりました。 藤中ひろみさん： 「まさかでした。もう不安でしかなかったです」 医療水準が高いとされる日本ですが、年間約3000近くの胎児や新生児が出産前後に亡くなっています。当時お腹の赤ちゃんの心拍数低下が判明した藤中さんは、大学病院へ救急搬送。一方病院側は、帝王切開の準備を済ませた状態でスタンバイ。おかげで、母子ともに救われました。 藤中さん： 「ちゃんと『状況把握をしてくれている』のは非常に安心できることだと。
「水素で動く車両」 JR東海が将来導入へ 走行試験を報道陣に公開
JR東海は、水素を動力とした鉄道車両の走行試験を行い、燃料電池の性能を確かめました。将来、山間部で水素動力車両を導入していきたい方針です。 JR東海は18日、水素動力車両の模擬走行試験を報道陣に公開しました。今回の試験では、模擬車両の車輪がその場で回転して性能をチェックします。山間部での走行を想定した試験では、燃料電池を動力源とする模擬車両のモーターを回して、急こう配での加速や減速を確認しました。 記者リポート： 「現在模擬走行中の燃料電池です。酸素と水素が反応して水蒸気が出てきています」 今回の試験で使われているこのシステムは、タンクから供給された水素で燃料電池が発電し、その電気を使ってモーターを回します。 JR東海技術開発部 田中英允チームマネージャー： 「ディーゼルエンジンを用いている区間もある。その分をカーボンニュートラルに持っていきたい」 一方で課題も。 JR東海技術開発部 田中
名鉄の栄町や大曽根、駅の魅力向上に デジタル絵画のギャラリーをオープン
駅構内の魅力向上を目指して、名鉄栄町駅に15日から設置されたのは、絵画のギャラリーです。 ギャラリーでは絵画のコンテストも始まり、選考を通過した32作品を展示しています。 4つの作品しか展示されていないように見えますが実は、作品が次々と移り変わるデジタル額縁を採用し、すべての作品が鑑賞できるようになっています。 この展示は名鉄栄町駅のほか、大曽根駅、小幡駅でも2024年2月29日まで見ることができます。
石川和男氏「日本はEV開発でトータルコーディネートができていない」政府と企業の判断力のなさを指摘
12月16日にテレビ愛知で放送された「激論！コロシアム」では、中国の電気自動車メーカー「BYD」に潜入取材した。そこで明らかになったのは、中国がバッテリー技術でEV業界を席巻しようとしている現実だった。 【動画で見る】ニッポンの自動車王国・復活の鍵は？ 専門家が徹底討論【激論コロシアム】 VTRを受けて、スタジオに出演した中国人ジャーナリストの周来友氏は、BYD製のバッテリーが薄くて走行距離も長いなどの特徴を説明。 一方、獨協大学教授の森永卓郎氏は、BYDのバッテリーは電池をきっちり詰めているだけで、中身はリチウムイオン電池だと指摘。日本が研究で先行している、半固体電池と全固体電池が完成すれば日本が優位に立つと話し、日本の技術力に期待を寄せた。
立ったまま寝られる「ジラフナップ」 脱力できるポイントを追求 睡眠の質を高めて社員の生産性向上へ
家電販売のフロア「蔦屋家電プラス」。見慣れない縦長のボックスが目を引きます。中を見せてもらうと、立ったまま身体を支えているようです。実は短時間の仮眠「パワーナップ」のため、コーネル大学によって開発されたもの。コーネル大学ジェームス・マース教授によると「積極的仮眠」が脳のパフォーマンスを向上させる研究結果が出ているそうです。
「釣ってきたフグはたまらん！」漁師の打ち上げメシに密着 今が旬のフグ漁に同行 南知多町・日間賀島
今が旬の「フグ」と言えば、特別な日に食べたいごちそうグルメ。愛知県では知多半島の先端にある南知多町で多く水揚げされています。中でも有数の漁獲量を誇るのが、愛知の離島の1つ「日間賀島」です。 【動画】漁師の打ち上げメシに密着・篠島
刺身定食が1300円！ お得な「魚嘉」は店主が自由すぎると話題 春日井市民に愛されるワケ
人気No.1メニューは日によってメインの刺身3種が変わる「おまかせ刺身定食」。分厚く切り分けた刺身は新鮮そのもので、よその刺身とはひと味違うと常連客が笑顔を見せます。 おいしくてボリューム満点な刺身定食が1300円と、お値打ち価格なのも魅力の1つ。常連さんたちが行列を作るのも納得です。 手頃で絶品の刺身が食べられる秘密は、魚嘉が創業47年の歴史を誇る現役の鮮魚店のため。飲食スペースの隣のドアから店に入ると、朝仕入れたばかりの鮮魚がズラリとショーケースに並んでいます。 これらの新鮮な魚を、ランチの注文が入るたびに店主の鵜飼正義さんがさばき、店に設けられた小窓を通じて飲食スペースに提供。鮮魚店と飲食店の連携プレーが生み出す鮮度抜群な絶品刺身を手軽に楽しむことができるんです。
藤井聡太八冠にヌートバー選手 さらにマイナンバーまで 今年の世相を反映した“変わり雛”が登場
今年の世相を反映し1年を振り返る「変わり雛」が、名古屋市内の百貨店でお披露目され、今年、大活躍した藤井聡太八冠の人形も登場しました。 ワールド・ベースボール・クラシックで日本代表の優勝に貢献したアメリカ大リーグのヌートバー選手の人形に、将棋で史上初の八大タイトルを独占した藤井聡太八冠の人形などが並びます。 これらの変わり雛は、老舗人形メーカー、真多呂人形が制作していて、10日から名古屋市内で展示が始まりました。会場には、訪日客の増加によるオーバーツーリズム問題を表現した人形のほか、全国でトラブルが相次いだマイナンバーカードの問題を題材とした人形も展示されていて、今年1年のニュースを振り返ることができます。 この変わり雛は、他のひな人形とともに名鉄百貨店で2024年2月20日まで展示されています。
関東で人気のスーパー、ロピア 愛知に初出店 初日は1000人以上の行列
関東を中心に人気のスーパー「ロピア」が愛知県に初進出。7日、メディアに公開されました。 カラフルな線路の上を走るのはロピア名物のSLの模型。買い物の場を楽しくするための演出です。 関東を中心に展開するスーパー「ロピア」が11月29日、港区に愛知県初の店舗をオープンしました。開店初日には1000人以上の客が。 人気の秘密は大容量で割安な商品です。ノルウェー産のサーモンは500グラムで1566円。国産黒毛和牛は541グラム入って2914円です。 買い物客： 「うち6人家族なんですよ。量と安さがありがたいですよね。たぶん2、3日に1回は来るかな」 中部ロピア 柴田昇営業本部長： 「なるべく包装資材のコストを下げて、1個あたりの単価を下げて（商品の値段を）安くする狙い。おいしいものをおなかいっぱい食べてほしいという思いで大容量の商品を用意している」
トヨタが1000億円、環境・社会課題向けの社債 名鉄は消費電力50％減の車両開発費に 東邦ガスなども
名古屋鉄道の車両で導入された省エネ車両。モーターの制御装置にエネルギー損失の少ない半導体を使用することで、消費電力を従来の車両よりも約50％減少させることができます。車両の開発費用の一部に使われているのが「サステナビリティボンド」と呼ばれる債券です。環境・社会課題に取り組む企業の資金調達のために発行されます。 こうした取り組みは「サステナブルファイナンス」と呼ばれ、各企業が力を入れています。一体どのような取り組みなのか、中日BIZナビの大森準編集長に解説してもらいます。 ――なぜ各企業がサステナブルに力を入れているのでしょうか。 国連の持続可能な開発目標「SDGs」という言葉は最近よく耳にすると思います。そのようなSDGsへの関心が世界的に広がる中、SDGsに前向きに取り込むことで信頼性を高めようと考える企業や投資家が増えていることが背景にあります。 ――最近では債権、ファイナンスといった
名古屋・今池に新映画館、2024年2月OPENへ 閉館した「名古屋シネマテーク」元スタッフが立ち上げ
名古屋市千種区・今池には新しいミニシアターがオープンします。 ナゴヤキネマ・ノイ永吉直之代表 名古屋シネマテーク元支配人： 「多様な映画を見てもらう場所は必要。運営の仕方自体を少し変えることで、やっていけるのでは」 2023年7月に閉館した「名古屋シネマテーク」の元支配人らが、12月5日に会見を開きました。退去した場所に新しいミニシアター「ナゴヤキネマ・ノイ」を開館すると発表。客席数はこれまでと同じ約40で、シネマテークの路線を引き継ぎ、アート系の映画やドキュメンタリー映画などを中心に上映する方針です。クラウドファンディングで1000万円を目標に募り、改装費用に充てたいとしています。 「ナゴヤキネマ・ノイ」は2024年2月上旬ごろにオープンする予定です。
「100均」だけど100円以上の商品も…100円堅持する業界2位セリアは「ぬい活」に活路
材料費や燃料費の高騰で厳しい経営を強いられているのが、100均ショップです。値上げに踏み切る店もある中、業界2位のセリアは100円という価格を守り続けています。生き残りをかけた戦略を取材しました。
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