銀座・木村屋總本店を源流に持つ福岡県の老舗ベーカリー「木村屋」(久留米キムラヤ)が事業整理をおこない、2017年1月31日までに全店を閉店・事業を終了すると発表した。 久留米キムラヤ・六ツ門本店。 久留米の老舗ベーカリー-銀座・木村屋の暖簾分け 久留米キムラヤは1926年に東京の木村屋總本店からのれん分けされる形で創業。 銀座・木村屋總本店(中央区)。 木村屋總本店と同様の「あんぱん」はもちろんのこと、ソーセージではなくハムを使った「ホットドッグ」、メロンパン「まるあじ」などが人気となっていた。 近年は競争の激化や、拠点となっていた六ツ門地区の百貨店撤退などによる空き店舗増加もあり店舗網を大幅に縮小。直営店舗は久留米市周辺の5店舗のみとなっていたものの、福岡県周辺の一部スーパーマーケットなどでも販売され、地域に親しまれた味であった。 「くるめりあ六ツ門」(旧ダイエー)のエントランスにも出店