概要 Java Message Service(JMS)とは、独立に実行されているJavaプログラム間である一定のデータ集合(メッセージ)を送受信するための標準インターフェース(API)。ミドルウェアを介して統一された手順で同期あるいは非同期にメッセージをやり取りすることができる。 あるプログラムから別のプログラムを指定して一対一にメッセージを送信する「Point-to-Point」(ポイント・トゥ・ポイント)モデルと、複数の相手に一対多で同じ内容を送信する「Publish-Subscribe」(Pub-Sub/パブリッシュ・サブスクライブ)モデルのいずれかを選択できる。送信側と受信側の間にはデータの受け渡しを仲介する保管場所が用意され、前者ではこれを「キュー」(queue)、後者では「トピック」(topic)という。 メッセージは通信プロトコルのパケットやデータグラムに似た構造をしており