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ブックマーク / totodaisuke.weblogs.jp (8)

  • はてなーの批判精神が日本のメディアを変える

    留学中、企業倫理の授業でこんなひとコマがあった。舞台はインドにあるナイキかどこかの下請け工場。多数の児童を雀の涙のような賃金で働かせている映像を見せられた。アメリカ人はこの映像に涙し、「ひどい!児童労働を行っている工場は、供給先として絶対に許してはいけない」と、得意の正義感を持ち出す。そうだそうだ。世界の市民に自由を! これに対して、インド人のクラスメイトの女性が、冷静に反論した。 「あなたたちは、実態を分かっていない。あの子たちは、工場で働かせてもらえているだけ幸せ。この仕事が無くなったら、彼女のたちの両親は、きっと彼女たちは売春か何かに出すでしょう。悲しいけど、それがインド社会の実態。 あなたたちアメリカ人の問題は、実態を知ろうとする努力をしないまま、こうやって自分勝手な正義を押し付けようとすることだ。私たちは悲しい現実を受け入れつつ、少しずつ、自分たちができる形で社会を直そうとしてい

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    advblog 2009/03/10
  • サブプライム危機の真犯人

    「現在の金融危機を招いたのは、返済能力がない人たちに、金融機関が詐欺まがいの強引な貸し付けを続けたからだ」といった説がまかり通っている(日だけでなく、米国でも)。しかし、金融機関をスケープゴートとする俗説が事実に基づいていないことが、最近発表された論文で明らかになっている。 "Anatomy of a Train Wreck - Causes of the Mortgage Meltdown" (Stan J. Liebowitz, Oct 2008) によれば、2006年以降のデフォルト率はサブプライムかプライムかで大きな変化はなく、むしろ重要な区別は金利が固定金利ローンか、変動金利ローンかである、としている(下記のチャートをご参照)。 確かにデータを見ていると、貸し倒れの推移トレンドは上のサブプライムローンと、下の通常のローンで差はない。むしろ、サブプライムの方は2000年~2002

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    advblog 2009/01/28
  • 千原ジュニアとともに

    先週の日曜日(1月25日)と、来週日曜日(2月1日)放映分に、東京MXテレビ「シャインになりたい!」に出演しました。 就職活動中の学生向けに会社選びのアドバイスをする番組ということで、髪をツンツンさせて緊張しながらも、ジュニアさんの絶妙な合いの手に乗りながら、いろいろとお話をさせて頂きました。 いくつか考え、お話したこと: 留学しているか否か、資格を持っているか否かが大事なのではない。留学していなくとも成功している人はたくさんいるし、留学してもぱっとしていない人もたくさんいる。大切なのは、目いっぱい自分をストレッチさせるその過程。 キャリアは旅のようなもの。A地点からB地点にできるだけ早くたどりつくのが目的ではなく、その旅の過程そのものを楽しむべき。 就職は結婚に似ているかも。相手を選ぶ際には、お互い、目いっぱい着飾った姿を見せるのではなく、「すっぴん」「普段着」の素顔を確認して選ぶべきで

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    advblog 2009/01/27
  • 原価は開示すべきものではない

    ネット生保原価開示で大反響 「1日24万PV」、問い合わせも殺到 との見出しで、J-CASTニュースが取り上げてくれました(記事へのリンク)。今回興味深かったのは、この記事で引用されている大手生保広報室からのコメント: 『保険料は、保険の種類、サービスのレベルで水準が異なっています。保険に加入するときに、コンサルティングをしたり、契約内容を確認したり、定期的にお客 さまに訪問したりすることが不可欠なサービスだと考えています。付加保険料は、サービスに応じて定めているわけです。』 ここまで読んで、まったく正論だと思った。ネットでは対面型のサービスがない分、付加保険料は低くてすむ。これに対して、対面型の販売モデルを取っている会社はサービスが「定期的にお客さまに訪問したりする」分、付加保険料は高くなる。 理解できなかったのは、そこから「原価は開示すべきではない」というロジック: 『サービス内容も含

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    advblog 2008/12/11
  • トヨタとジャズと、感受性と

    一橋大学の竹内弘高先生より、"Extreme Toyota"(邦題:「トヨタの知識創造経営」)をサイン入りで頂いた。トヨタのすごいところは、ある意味では、すでに分析されつくしているにも関わらず、彼らと同様のパフォーマンスを上げられる企業がほとんどない、ということではないか。すなわち、凄さの秘密は頭で理解したことを、すみずみまで実行させることだろう。 印象に残ったことが三つ。 まず、とにかく実験をしてみる、失敗を許容する、そしてできるまで試す、ということ。どの組織でもその重要性は分かっており、トップが言うのは簡単だが、広くそれが企業風土として浸透させるのは掛け声だけではうまくいかない: "Experimentation requires a shared set of values among the employees revolving around decisive action, t

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    advblog 2008/07/08
  • ベンチャーに向いてない人、向いている人

    これまでの採用活動を経て、ベンチャーに向いてない人と、向いている人の特徴が、かなり明確になった: ・ いま、目に見えるものでしか判断できない人と、目の前にあるものを基盤として、将来何が作れるかまで見通せる人。 ・ 悲観的で物事のネガティブな点や人の欠点ばかりが気になる人と、とかく楽観的で物事のポジティブな点や人の長所をくみ取れる人。 ・ 現状に飽き足らず不平・不満ばかりがいつも口に出る人と、たんたんと目の前にある仕事をこなしつつも、その不満な現状をつくりかえようとする人。 ・ メジャーなブランドが好きな人と、メジャーでないことがむしろ好きな人。 ・ 自分なりの明確な判断軸を持っていないのでいつまでも決められない人と、ぶれない軸をもって即決できる人。 ・ 指示されないと動けない人と、指示がない方がむしろ動ける人。仕事を与えられないと動けない人と、仕事を自分から創っていける人。 ・ 将来へのレ

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    advblog 2008/06/10
  • 生命保険を分かりやすく解説してみる

    1.  生命保険は安心して生活していくための「コスト」である 「コスト」であれば、一定の品質が確保されていれば、出費は必要最低限に抑えた方がよい 2.  生命保険は「住宅に次ぐ2番目に高い買い物」。月払いだからあまり意識しないが、気がつくとかなりの金額を払っているのでご注意を 生命保険文化センター調査によると、世帯平均の月保険料は4万円強。30年払い続けたら、1,000万円を超える大きな買い物。ちょっとした差が、長期では大きな差になる 3.  生命保険はいろいろ種類あるが、大きく分けて三つと理解すればよい 死亡保険: 亡くなったときの所得保障 医療保険: 入院・手術したときの保障 住宅購入、子どもの教育費、老後の生活費などのための資産形成 4.  不慮の出費については、国の公的な保険が用意されており、民間の生命保険は、あくまでこれらを補うものである、と理解しておく必要あり 死亡保険:残され

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    advblog 2008/06/04
  • ライフネット生命 誕生!

    当社広報からの指示で、昨日からいまひとつ煮え切らないブログでお茶を濁していましたが、日14時にプレスリリースを打ちましたので晴れて公表。 昨日の夕方、金融庁より生命保険業の免許を頂くことができました! 当社HP上の発表 金融庁HPのリリース 会社名は、「ライフネット生命保険株式会社」とすることにしました。一見、「ひっくり返しただけ?」と思われるかも知れませんが、これはまさにコロンブスの卵であり、非常に難しいなか、お世話になっているコピーライターの大巨匠につけて頂きました。(名前の由来については上記の当社HP、この名前が決まるまでの過程については、過去エントリー「ネーミングの難しさ」をご参照)。 個人的には、とっても、とっても気にいってます。発音すると、「ア・イ・ウ・エ・オ」の音であり、親しみやすくいいやすい、という隠れたポイントもあり。 思い起こせば、はじめて金融庁を訪れた2006年10

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    advblog 2008/04/11
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