第88回全国高校野球選手権大会の決勝再試合で、最後の打者・駒大苫小牧の田中将大①を三振に打ち取り、ガッツポーズをする早稲田実の斎藤佑樹=2006年8月21日、阪神甲子園球場 日本高校野球連盟(八田英二会長)は19日、理事会を開き、高校野球特別規則を一部改正し、主要大会の決勝でもタイブレーク制を採用することを発表した。3月19日に開幕する第93回選抜大会、今夏の第103回全国選手権大会と、その地方大会でも適用される。 試合の早期決着を図るタイブレーク制は、高校野球では2018年春の選抜大会からすべての公式戦で導入された。延長十二回までに決着がつかない場合、十三回から無死一、二塁の状態で、打順は前の回から継続される。 ただ、これまで決勝についてはタイブレークを実施せず延長十五回まで行い、引き分けの場合は再試合。再試合で延長十二回まで決着がつかない場合は、十三回からタイブレークを実施するとしてい