奈良県にある広陵町、大和高田市はもともと繊維関連企業が多く、靴下やニット製品、履き物(サンダル)の製造が盛んな地域だ。そのほとんどはOEM(他社ブランドの製品を製造すること)で下請け仕事がメインだが、中にはオリジナルブランドの開発を積極的に行い、ブランディングを進めている企業がある。そしてそこには製品にこだわり、これまで市場になかったコンセプトや考え方で挑もうとしている若い経営者たちがいる。 その奈良県に中小企業向けコンサルティングとして昨年12月に赴任したのが、これまで海外ラグジュアリービジネスに携わり、要職を務めてきた小杉一人・広陵・高田ビジネスサポートセンターKoCo-Bizセンター長だ。小杉センター長が所属する同組織は、自治体と連携して中小企業支援をしており、全国23カ所にオフィスがある。上述のような若き経営者のコンサルティングを担っており、運営費は各自治体と国から拠出されているた
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