Mobility for the displaced of the Kanto-Tohoku Earthquake“何世紀に一度の大震災”後、第一局面である“救助段階”は終了しました。被災者の方たちの基本的需要、食料や避難所はとりあえず確保されました。現在は第二局面、すなわち“治癒段階”に入っており、被災者の方たちは避難所から仮設住宅へ移動し、日常生活の回復にむけてのお手伝いが必要になっています。そして次には“回復段階”が始まります。 福島第一原発事故は別として、トップ記事にならないからといって、被災者の方たちの状況が大きく変化したわけではありません。ほとんどの方たちが、避難所で生活しているのが実態です。そして、ゆっくりとではありますが、着実に仮設住宅への移動が始まっています。ただ、これらの仮設住宅はしばしば遠く離れた場所に建設されており、町の中心から遠くて不便です。東北地域では、この問題