集合住宅への導入が進み、会員数を急激に伸ばすカーシェアリング。 環境配慮をアピールしながら本格的に普及していくのだろうか。 今年4月から入居開始するタワーマンション「THE TOKYO TOWERS」。東京・勝どきの約2万9700m2という広い敷地に2799世帯が住む予定だ。しかし、分譲住宅用の駐車場は設計上、1024台しか用意できなかった。 そこで、売り主の1社であるオリックス不動産(東京都港区)は,オリックス自動車(同)と提携し、住民が車を共同利用するカーシェアリングサービスを提供する。実際、駐車場には1200件以上の世帯から応募があり、200件近くは周辺の駐車場を探すか、自家用車を手放さざるを得ない。そのため、カーシェアリングには600世帯近くから関心が寄せられ、交通手段の新たな選択肢として求められていることを証明した。 ここばかりでなく、カーシェアリングを導入する分譲マンションが最