TISは2014年5月に、ネクストは6月にそれぞれ、住宅のバーチャル内覧を体験できるシステムを発表した。HMDとは頭部に装着するディスプレー装置のことで、3D技術を用いて立体的な映像を見られる(写真1)。 TISは、VR技術を搭載したHMDを装着して、住宅の内装を決める過程を3Dで体験できる「VR内装体験システム」を発表した(写真2)。遠方にあって訪問することが難しいモデルルームや、施工前の未完成な物件の中を、実際に歩き回るようなバーチャル体験ができる。 TISは、平面で設計した間取り図をPCやTVの画面で立体化して住宅を設計できる「3Dマイホームデザイナー」のオプションとして、VR内装体験システムを開発した(写真3)。3Dマイホームデザイナーの標準価格は業務版で6万4800円(税別)から。VR内装体験システムの追加オプション価格は10万円(税別)からで、住宅販売業者やインテリアデザイナー