本日、ゲノム科研費関係の会議が朝から午後の中頃まで、東京駅近くの会議室でありました。 久しぶりに我が国のゲノム科学の開拓者の吉田光昭先生とご一緒させていただきました。相変わらずの頭の切れと回転のよさで、「吉田節」が炸裂。いちいちごもっとものご意見なんだけど、あの迫力は実に本物!本当のサイエンスを知っている研究者ならではの迫力ということか。 もうひとりは親愛なる中村祐輔先生とも、1か月ほど前にJSTで辻省次先生が主催されたDiscussion会合でお会いしました。中村先生とも長いお付き合いなので、どうしても「祐輔さん」と呼んでしまいます。最近、祐輔さんは、「メディカル・ゲノミクスと基礎科学としてのゲノミクスは分けるべきだ。基礎科学は遊んでばかりだから、患者さんの病気が治らない!」と言います。確かに、メディカル・ゲノミクスと基礎科学としてのゲノミクスは、目的も異なるところもあるし、研究の手法も