5月1日に米国が国際テロ組織アルカイダのウサマ・ビンラディン容疑者を殺害したことから、報復テロの可能性がささやかれ、国際的緊張はいやがうえにも高まっている。技術漏洩がテロの恐怖につながることから、日本も敏感にならざるを得ない。 しかしながら、日本から技術を盗み出すのは朝飯前。世界ではそんな認識がまかり通っている。日本の技術管理の甘さが世界を不安にさせる一因となっている可能性は否定できない。 論文捏造疑惑で暗躍した1人の中国人 そんな中で筆者の頭をよぎるのが、東北大学総長の論文捏造疑惑である。 今年になって、英「nature」誌や「週刊新潮」(2011年3月17日号)でも取り上げられ、広く知られるようになった騒動だ。 東北大学総長の井上明久氏は、新素材「バルク金属ガラス」の世界的権威として、日本学士院賞、米国物理学会マックグラディ新材料賞、Acta Materialia Gold Medal
さらし者 フランス人のストロスカーン逮捕を大きく報じるフランスのメディア Gonzalo Fuentes-Reuters フランスの次期大統領になるかもしれないと思っていた男が、押し寄せる報道陣の前で裁判所へと連れられていく――性的暴行容疑で連行されるIMF(国際通貨基金)のドミニク・ストロスカーン専務理事の姿を目にしたとき、フランス国民の感情は恥じ入る気持ちから一転、アメリカの司法に対する怒りへと変わった。 「あの様子は想像を絶するほど野蛮で暴力的で残酷だと感じた」と元フランス司法相のエリザベート・ギグーは記者団に語った。彼女のこの発言は、大方のフランス国民の気持ちを代弁している。 ストロスカーンが罪を犯した可能性があることは、フランス人でも承知している。だがフランス革命のギロチン刑や民法典の基礎となったナポレオン法典の歴史を経験してきたフランスは、「推定無罪」の考え方を重視している。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く