大阪府の橋下徹知事は8日、近く発足する地域政党「大阪維新の会」について「国政に影響を持とうというスケベ心を持つと府民が離れていく」と述べ、地域政党の活動は国政選挙などと一線を画すというスタンスを明らかにした。 橋下知事は中田宏・前横浜市長が、参院選に向けて新党結成の準備をしていることなどについて触れ「個人的な思いは控えたいが、首長経験者が国政に入ることは有意義なことだと期待している」としたうえで、「あくまで大阪を変えるという一点でやっていきたい」と述べた。 さらに、明治維新を引き合いに「大久保利通がやったように、もう1回、白紙の状態にしないと日本が沈没してしまう。大阪のことが終われば、日本のことを考えるが、今は大阪のことでいっぱいいっぱい」とした。 大阪維新の会をめぐっては今月1日に橋下知事を支持する議員らが府議会の新会派が結成。19日に地域政党を立ち上げる予定にしており、大阪市議や堺市議