米政府系放送局のラジオ自由アジア(電子版)は27日、サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場した北朝鮮代表チームが帰国後、敗北の責任を問われ「思想批判」を受けたと報じた。北朝鮮消息筋の話として伝えた。在日朝鮮人の鄭大世、安英学両選手は除外されたという。 北朝鮮代表チームは0−7でポルトガルに大敗するなど、3戦全敗で1次リーグで敗退した。 同ラジオによると、今月2日に平壌の人民文化宮殿で「思想闘争会」が実施され、金日成総合大学の体育学部の学生ら約400人が、キム・ジョンフン監督や選手らに対し、次々と批判を浴びせたという。 また、サッカー解説者が各選手のミスを指摘し、最後に選手一人一人がキム監督を批判した。同ラジオは、キム監督が何らかの責任を問われる可能性があるとしている。(共同)