築地移転予算の執行を表明=「時代遅れの市場は限界」−石原知事 築地移転予算の執行を表明=「時代遅れの市場は限界」−石原知事 東京都の石原慎太郎知事は22日の記者会見で、築地市場(中央区)の豊洲地区(江東区)への移転問題について、「老朽化した時代遅れの施設では(品質管理などへの対応に)限界がある。豊洲移転に全力を挙げる」と述べ、議会最大会派の民主党の反対で執行が凍結されていた移転関連費(約1281億円)を執行する考えを明らかにした。これにより、都は新市場の2014年度開場に向けた作業を本格化させる。 これに対し、現在地での築地市場再整備を求める民主党は強く反発しており、来年4月に予定されている都知事選の争点になる可能性もある。 今年の2月議会では、民主党が豊洲地区の土壌汚染などを理由に移転に反対。移転の是非を検証する議会の議論が決着するまで、今年度予算に計上された移転関連費の執行を凍結