【「ほっぷすてっぷJAんぷ」 12月号 (岩手県)】 もち米育ちのブランド牛 JAいわて中央 特集はブランド牛の岩手しわ「もちもち牛」。特産品のもち米を飼料に、もち米生産から牛の肥育に至るまで、すべての工程を地域内で行っている。 もちもち牛は出荷10カ月前に1頭につき500gほどの粉砕したもち米を飼料に混ぜて与えている。もち米を食べて育った牛は脂の融点が下がることで旨みが増し「あまい牛肉」といわれるほど。実際に一般の牛に比べ旨みの値が高いことも証明されている。 生産しているのは「岩手しわ牛研究会」の農家9戸24人。かつて紫波町のブランド牛「しわ牛」が、他地域のブランドにおされ衰退してしまったことから、付加価値を高めたブランド牛を新たにつくりたいと同研究会が考案した。 現在、年間の集荷頭数は約140頭。飼料から繁殖、肥育まで一貫した循環農業のため、牛の成育履歴の管理も実現できている。
ダイコン、トマトの作付増 ピーマンは大幅減 夏秋野菜のガイドライン 農水省は12月20日、「平成24年度 夏秋野菜等のガイドライン」を公表した。作付面積で22年産実績に比べて増えたのはダイコン(160ha、2.3%)、トマト(140ha、1.7%)、キュウリ(40ha、0.4%)の3品。キャベツ、サトイモは前年並みで、ほか6品目は減。23年産に比べて需要が伸びると予測されるのはレタス、サトイモの2品。 農水省は、主要な野菜の安定的な需給を図るため、JAグループや主要産地などの作付け計画への参考として、年2回需給予測などを取りまとめたガイドラインを策定している。 今回発表したのは、24年6月から25年3月まで出荷される野菜11品目。 全体の需要量は260万6700tで23年産ガイドラインに比べて3万1000t減、需要量から算出される供給量は320万2400tで同3万5300t減だった。一方
愚直に現場主義を貫き日本農業に貢献 協友アグリ株式会社・小高根利明 代表取締役社長-安藤敏 取締役常務執行役員営業部長 ・農業の現場で評価される企業になる ・5つのDNAを持つハイブリット企業 ・協友アグリ誕生を象徴する剤「バッチリ」 ・“これはいい”という現場の声を水平展開 ・田植同時処理や大型規格に対応したことも ・IPMで施設園芸にも貢献していく 平成16年11月、住友化学とJA全農が資本連携し、旧八洲化学と住化武田の系統事業を統合して協友アグリ株式会社が誕生した。あれから7年。同社の看板商品の一つである水稲用除草剤「バッチリ」が、競合商品が数多くあるなかで、普及面積で全国一となった。そこで小高根利明社長と現場の指揮をとる安藤敏常務執行役員(営業部長)に、同社誕生からこれまでの経過と全国一となったバッチリの普及戦略などをお話いただいた。そこに貫かれた思想は「現場主義」の一言だった。
■混合診療のメリットとデメリットというエントリーに対し、「日本医師会はなぜ混合診療に反対しているのか」という質問が寄せられた。日本医師会の公的なコメントは、■混合診療ってなに?〜混合診療の意味するものと危険性〜などで読める。この主張を、利権団体のポジショントークかもしれないと疑うのは、適切な懐疑であろう。日本医師会が、主に開業医の意見を代表しがちであることはよく知られているところである。 たとえば、池田信夫氏は、日本医師会が反対するのは「被害妄想」「卑しい既得権のレトリック」だとしている。 ■池田信夫 blog : 医師会はなぜ混合診療をいやがるのか - ライブドアブログ 何のために、こんな世界にも類のない規制をしているのだろうか。医師会は「混合診療を認めたら、金のある人だけが高度医療を受けられるようになって格差が広がる」と主張しているが、そんなことはありえない。必要な高度医療の多くは保険
2011年12月22日付の西日本新聞朝刊に、医師に対して遺族が損害賠償を求め、提訴したという記事が載った。報道が正確だとすれば、訴えられた医師は代替医療を行っていた。 「がん有効治療せず」提訴 死亡女性遺族 医師に賠償求め 2011年12月22日付の西日本新聞朝刊より。 訴状によると、女性は昨年4月、大学病院で初期の卵巣がんと診断され、手術と化学療法を勧められた。しかし、手術を受けず、知人に紹介された同市中央区の内科診療所(今年9月に廃院)に約1年間、月2回ほど通院。病状は改善せず、今春には呼吸困難になったため家族が別の病院に連れて行ったところ、肺へのがん転移が判明。6月に亡くなった。 診療所の医師は「がん患者は何人も診ているから安心していい」と説明。毎回6万〜8万円の受診料で、マッサージやはり治療を施し、体操を指導、がんに効くという水を販売した。一般的ながん検査や治療はしなかったという。
概要 林野庁では、お問い合わせの多い事項について、Q&Aを作成しました。 本Q&Aは、今後の状況の変化やお問い合わせの内容を反映するよう、随時更新します。 調理加熱用の薪及び木炭の当面の指標値に関するQ&A A1 東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い、放射性物質が大気中に放出され、樹木に放射性セシウムが付着しました。これらの樹木を原料とする薪及び木炭は放射性セシウムを含有するので、調理加熱に使用すれば食品に放射性セシウムが移動する可能性があるのではないかと考え、食品の調理を念頭に実証実験を行いました。 この結果、薪及び木炭の放射性セシウムの2%以下が食品に移ったのに対して、残りの多くが燃焼灰に留まりました。 そこで、飲食店及び一般家庭において薪及び木炭により調理加熱が行われた場合に生じる灰に着目し、実証実験により得られたデータや専門家の助言を踏まえて当面の指標値を設定しました。 A2
この度、文部科学省では、20代から30代の男女を対象とした新しい形態の科学技術雑誌「サイエンスウォーカー」を平成18年に製作・配布しました。 このページでは、本誌をできるだけ多くの方に見てもらいたいと思い、全文を掲載しました。 TVで彼女とスポーツ観戦(ページ2、3) (PDF:511KB) ちょっと違ったスポーツの見方、アウェーで光る日本の技術 デートに使える映画のうんちく(ページ4、5) (PDF:1,410KB) 話題になったあの映画「博士の愛した数式」でみる数学の美しさとは? 女の子が喜ぶ空間づくり(ページ6) (PDF:909KB) 天井に1万個の星が輝く!プライベートプラネタリウム 彼と楽しむ癒しの時間(ページ7) (PDF:422KB) 香りがもたらす影響とは?気分に合わせてアロマを調合 彼女もびっくり!!ファッションアイテム(ページ8) (PDF:236KB) オシャレは足
アルミニウムから高密度発泡スチロールに変更してコスト削減。従来より4割安い水耕栽培プラントを開発<浅間製作所> 秋田県にてアルミフレーム材を製造する浅間製作所は、これまでよりも4割安い水耕栽培プラントを開発して売り出した。本体をアルミニウムから高密度発泡スチロールに変更してコストを抑えた。価格は18万5000円。初年度1600台の販売を見込んでいる。 新型プラントは長さ6メートル、幅1メートル、高さ0.75メートル。自動車のバンパーの衝撃吸収材などに用いる高密度発泡スチロールを使用した。アルミを使う従来品はボルトなどの接続具を270個使うため、1台製造するのに7時間かかった。新製品は接続具が不要なため15分程度で済む。
コスモス、バラ、カーネーション、なでしこなど、直径1~2センチの小さな花々を食用の押し花に乾燥加工する“食べる花ビジネス”で、地域に暮らす人々の雇用を創り出す――。島根県仁多郡奥出雲町に本社を置く精密電子部品メーカー、エヌ・イー・ワークスは、技術開発力と「中山間地」という立地環境を融合した地方企業ならではのユニークなニュービジネスを展開している。 三澤誠社長(36歳)は「島根の山奥だからダメなのではなく、田舎だからこそできることがあるはずだ」と脱下請け戦略の一環として、奥出雲の豊かな自然環境を生かす独自ブランド製品の開発に挑戦。自社栽培した食用花をクッキーなどの生地に焼き込む創作スイーツを開発して、2009年に「世界にひとつだけの花」という商品名で発売、ヒット商品に育て上げた。 さらに今年6月からは、食用花そのものを食品メーカーや有名レストランに販売する食材ビジネスへと事業領域を広げている
作物の汁液を吸ったり、ウイルス病を媒介したり、多様な被害をもたらすワタアブラムシ。2011年4月の本コラム「ワタアブラムシ 体は小さいが多様な被害をもたらす害虫」でも紹介しました。農業現場ではおなじみですが、たくさん集まっているコロニーの中には、雄はいません。雌だけで子供を産んで増えます(単為生殖)。その子供も全部雌で、これを繰り返してどんどん増え続けます。 しかし、寒い冬はどのようにして過ごしているのでしょうか。暖地では、雌成虫が子供を産むのを止めて越冬します。寒冷地では、晩秋になると、突然雌成虫から翅のある雄成虫(有翅の雄成虫)と翅のない雌成虫(無翅雌成虫)が現れ、これらは交尾をして雌成虫は産卵します。この卵が越冬して春に孵化すると、また単為生殖で子供を産む雌成虫になります。このように、晩秋の一時期だけ、越冬卵を産むための雌雄が発生することになります。不思議な現象です。 ところが、野外
執筆者 長村 洋一 藤田保健衛生大学で臨床検査技師の養成教育に長年携わった後、健康食品管理士認定協会理事長に。鈴鹿医療科学大学教授も務める 多幸之介先生の健康と食の講座 長村 洋一 2011年12月19日 月曜日 キーワード:メディア 健康食品 栄養 ●もし胃薬として渡された中味が風邪薬だったら もしあなたが、胃薬ですと薬局で渡された薬の中味が風邪薬だったり、また、睡眠薬として渡された薬の用量が少なくてまるで効果がなかったり、副作用の強い抗がん剤の注射をされてその薬剤の量が多すぎてとんでもない副作用がでたり、渡された薬の中に異物が混入していたり、カビが生えていたりしたらどんな気持ちになりますか? それが薬剤師等の医療従事者の不注意ではなく、メーカーの誤りだということが判明したとしたときに「メーカーは色々な薬を大量に製造しているから、時にはそんなこともあってもしょうがないですね、これからは気
どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の食事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点で食の課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 有機農業は、化学合成農薬や肥料などと共に「遺伝子組換え技術を利用しない」というのが大きな特徴となっている。その大原則に疑問を投げかけたのが米国U.C.Davisで植物病理学を研究しているPamela C. Ronald教授。組換えイネの研究をしているRonald教授は、夫で有機農業の指導者であるRaoul W. Adamchak氏と共に、「Tomorrow’s Table Organic Farming, Genetics, and the Future of Food」という本を2008年に出版した。有機農業と遺伝子組換え技
不可能立体の絵と呼ばれるだまし絵がある。図1、図2、図3がその代表的な例である。 図1は、中庭のある建物の屋上に作られた階段で、登り続けると出発点に戻るというありえないことが起こってしまう。「無限階段」と呼ばれている。このだまし絵はオランダの版画家エッシャーが作品「上昇と下降」(1960)の中で使ったことでも有名である。 図2は、ペンローズの四角形と呼ばれており、ひねりが加わった形で角材が輪につながっている。だからまっすぐな角材をつないだのでは作れそうにない。 図3は、柱の前後関係が床と天井で逆転した構造を表している。これもエッシャーの作品「ものみの塔」(1958)の中で使われている構造を単純化したものである。 これらのだまし絵は、長い間、絵には描けるけれど立体としては作れない、と思われてきた。しかし、実際には、立体として作れるものがあることがわかってきた。そのきっかけ
子どもを被曝から救え! 福島市・放射線汚染地帯の住民が避難プロジェクト開始(1) - 11/12/21 | 17:00 せめて子どもと妊婦だけでも一時的な避難を――。福島市内でも特に空間放射線量の高い渡利地区で、子どもや妊婦を線量の低い地域へ一時的に避難させるプロジェクトが立ち上がった。 複数の市民団体などで運営する「わたり土湯温泉ぽかぽかプロジェクト」では、一時的な避難を希望する渡利地区の親子を、福島市西部に位置する土湯温泉の旅館に週日や週末滞在させる。現在、土湯にある旅館などと協議中で、まずは1月下旬から3月上旬の実施を目指す。 今回のプロジェクトでは営業中旅館の空室を利用する考えだが、今後は震災後に廃業した旅館を利用する案も出ている。利用者が週日や週末のみ、もしくは通しなど柔軟に宿泊できるプランを想定。渡利〜土湯間で往復バスを運行することも検討しており、実現すれば土湯から渡利
北極圏のアザラシから、中国のチョウザメ、マレーシアのウナギ、フロリダのワニ、南極のペンギンまで――インディ・ジョーンズばりに世界の極地を飛び回り、「データロガー」と呼ばれる機器を野生動物につけまくる。そして、驚くべきデータを次々に発表している渡辺佑基先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人/写真=藤谷清美、渡辺佑基(動物)) 第1回 ペンギンカメラの衝撃 2011年6月20日 第2回 学界のインディ・ジョーンズ 2011年6月21日 第3回 おぼれるチョウザメ、翼を持ったマンボウ 2011年6月22日 第4回 フィールドは「未踏の大地」 2011年6月23日 第5回 マグロは時速80キロで泳がない!? 2011年6月24日
アストロバイオロジー(宇宙生物学)というのは、一般には馴染みのない研究領域かもしれない。決して宇宙人を探そうという話ではなく(もちろん宇宙人が目の前にいれば、アストロバイオロジストは研究対象にしたがるだろうが)、生命の起源を知るため、地球の枠を外した探究をする一連の研究、というイメージか。興味のある方は、横浜国立大学の小林憲正教授による『アストロバイオロジー・宇宙が語る“生命の起源”』(岩波 科学ライブラリー)をお奨めする。堀川さんも同意見。 ちなみに、アストロバイオロジーという研究の枠組みを提唱したのはアメリカのNASAで、1995年のことだという。いわく「地球、および地球外での生命の起源・進化・分布・未来、を研究する学問領域」。クマムシは、十中八九、というかほぼ100%、地球起源でありながら、極限状態の宇宙に「分布」可能かもしれない耐性を持った動物の筆頭として、アストロバイオロジーの興
さて、堀川さんは、大学院の博士課程に進む時点で、クマムシを飼育する必要を痛感していた。というのも、従来のクマムシは飼育ができず、実験後「使い捨て」にせざるを得なかったからだ。 「従来ですと、放射線だとか圧力だとか温度だとかクマムシに何かストレスを与えて、その後、1日後、2日後まで生存したのを確認したら、もう捨てちゃうんですね。飼育ができないから、継続して調べられないんです。正確に生物学的な評価をするためには、飼育をしてどれぐらい寿命が縮むかとか、どれぐらい繁殖能力が落ちるかまで見たい。オニクマムシの飼育系の論文を書いた慶応大学の鈴木さんの研究室を訪れ、飼育環境について色々と見せてもらったりしまして、それを使う前提で放射線耐性の生物学的評価をする研究計画を書いたら、通りまして──」 というわけで、堀川さんは北海道大学大学院に籍を置いたまま、放射線耐性の研究のために関東に引っ越すことにした。茨
山形ガールズ農場の挑戦 お得意さんがさいたま市から駆け付けた=伊勢丹立川店 平均年齢24歳。若い女性だけで運営する「山形ガールズ農場」(山形県村山市)が、女性や子育て世代を中心に静かな共感を呼んでいる。人気の秘密は「女子力」を生かし、消費者の視点に立ったこだわりの農作物作りだ。ガールズたちは地域農業の活性化に情熱を注ぐ一方、東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方の農業を少しでも支えようと、被災地支援の取り組みも始めている。 ▽ぷりん、東京進出! カボチャ、サトイモ、ホウレンソウ…。2011年1月中旬、伊勢丹立川店(東京都立川市)に、色とりどりの「野菜ぷりん」がずらりと並んだ。パッケージには「山形ガールズ農場」のロゴマーク。旬の野菜を使った自信作のプリンを東京で売り出すのは初めてだ。張り切るガールズたちの「私たちが作りました!」との声に、買い物客が次々に足を止めた。 野菜本来の甘みを生かし
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