海底で未知の微生物発見か 千葉大・山口准教授(中山町出身)らチーム 2012年11月04日 13:57 「准核生物」の顕微鏡写真 中山町出身の山口正視(まさし)千葉大真菌医学研究センター准教授(64)らのチームが、これまでに確認されていない細胞構造の微生物を伊豆諸島沖の海底で発見したと、電子版の科学誌で発表した。生物は細胞に核がない細菌などの「原核生物」と、それが進化したとされ核を持つ動植物などの「真核生物」に分けられるが、今回見つけた微生物の細胞はその中間的な構造で、進化途上の形態の可能性があるという。山口准教授は「准核生物」と命名。真核生物の起源の解明などへ詳細な研究を進めたいとしている。 山口准教授は山形南高、山形大理学部卒。東京都立大で博士号(免疫遺伝学)を取得した。米国の研究所員などを経て1996年から現職。 研究チームは2010年5月、八丈島の南約100キロ、深さ約1.2キ