県産の木質ペレット燃料を利活用して二酸化炭素(CO2)の排出量削減や地域活性化を目指す官民共同団体「静岡の森と農をつなぐコンソーシアム」が19日、静岡市内で発足した。重油ボイラーを使用する県中部の施設園芸農家に対し、木質ペレットボイラーの導入支援を図り、環境に優しい“エコ農作物”の生産につなげる。 コンソーシアムは県や静岡市、牧之原市、NPO法人静岡森林エネルギー研究会、みどり情報局静岡、県地球温暖化防止活動推進センターの担当者で構成する。木質バイオマス利用促進によるCO2削減事業として、環境省の補助金交付を受ける。 木質ペレットは間伐材や木片を粉砕し、圧縮・成型したバイオマス燃料。燃焼時に発生するCO2は原木が成長する過程で吸収するCO2と相殺される―とみなされるため、環境にほとんど影響を与えないという。 県内では小山町内と浜松市内で木質ペレット製造工場が稼働している。県中部には製