ブックマーク / blog.blwisdom.com (5)

  • 遺伝子診断の虚構 くねくね科学探検日記

    このところ、日でもいろいろな大手企業が、安価な遺伝子診断に乗り出すというニュースを目にする。 DeNA が DNA検査サービス MYCODE を開始、9800円からの個人向け。 ヤフー、一般向けゲノム解析サービスを10月に開始 次世代シーケンサ技術の急速な発達で、遺伝子解析のコストは劇的に下がってきている。今の時点では、一人分のゲノムを全部読むには、10万円程度かかるけれど(それでも驚異的なコストダウンだけど)、数年もすれば1万円を切るようになるだろう。 その技術の進歩を背景に、一般向け遺伝子診断ビジネスに乗り出す企業が出てくるのは、特に法規制のようなものがない日では、当たり前といえば当たり前のことだ。 ただ、この遺伝子診断というやつは、ほとんどの場合、原理的に星占いと同じくらいのリアリティしかない。 それが良く解るのはこの記事だ。 自閉症の遺伝子診断は幻想 フランスの分

  • 子宮頸がんワクチンの痛みの副反応は心理、社会的要因が原因の意味 くねくね科学探検日記

    子宮頸がんワクチンについては、前にもまとめて書いたんだけど 子宮頸がんワクチンをめぐるあれこれ(その1) 子宮頸がんワクチンをめぐるあれこれ(その2) 子宮頸がんワクチンをめぐるあれこれ(その3) 子宮頸がんワクチンをめぐるあれこれ(その4) 厚生労働省の専門部会が、2月20日、痛みの副反応は心理的、社会的な要員が原因と結論づけた。おそらく、これで次回の会議で接種勧奨の再会ということになるんじゃないかな。 痛みは心理、社会的要因が原因 子宮頸がんワクチン ニュースやネット情報を見ると、この結論に疑いを持つ人たちの話のほうが目立つ感じなんだけど、まあ、オレの認識では専門部会の「神経の障害や薬剤の中毒、免疫反応の可能性は低い」という結論が妥当だと思う。 この話と独立に、WHOも、多発性硬化症などの自己免疫疾患や神経疾患、血栓症などの副反応について、、子宮頸がんワクチンの安全性を

    agrisearch
    agrisearch 2014/03/03
    「痛みを訴える患者の苦痛は、間違いなく現実の物と考えなくちゃいけない。」
  • 佐村河内問題が引き起こした厄介なこと くねくね科学探検日記

    ソチ・オリンピック前に世間を騒がした、佐村河内氏のゴーストライティング問題。まあ、おれはそのゴーストだったとかどうとかは、ほとんど関心はないのね。 それよりも、なんだかイヤンな感じがするのは、この事例によって、障害というものに対する一般の認識が、今まで以上に現実から解離しちゃうだろうって事だ。 もともと、健康な人は、障害とは実際どういうことなのか、ほとんどイメージできていないと思う。 家族とかごくごく身近な人に障害を持つ人がいるとか、障害者と密接に関わる職業の人ならまあまあ解るとは思う。 だけど、そうでない人は、たとえ善良で障害者には優しくしたいと心がけている人であっても、実際を知る機会があまりない。 そうなると、その障害のイメージは、メディアから受け取る情報と、実際には根拠の乏しいうわさ話に基づくものしかないんだよね。 ところが、ドキュメンタリーやドラマで取り上げられる障害は

  • 放射線の確率的影響とリスクベネフィット くねくね科学探検日記

    放射線による障害については、世界中の研究者が熱心に取り組んできて、膨大な研究がある。 広島長崎の被爆者全員を、生涯にわたって追跡し続けている調査からはじまって、スリーマイルやチェルノブイリなどこれまでに各国で起きた原子力関連の事故による被曝者や、原発の労働者、航空機乗務員、放射線医療の従事者などなどの様々な集団を対象にしたものや、動物実験も細胞レベルの生化学実験もいっぱいある。 これによって、確実にわかっているのは、放射線の影響には、確定的影響と、確率的影響があるってことだ。 確定的影響ってのは、その量の放射線を浴びた時にほぼ確実に起きる症状のこと。基的には一度に数シーベルト以上の大量被曝した時の症状で、気持ち悪くなったり、髪の毛が抜けたり、やけどのようになったり、量が4シーベルトくらいを越えると治療をしなければ確実に死んでしまう。ただ、これはその量以上の被曝を受けなければ症状が現

  • 口蹄疫を巡るあれこれ くねくね科学探検日記

    宮崎県で5月に発生した口蹄疫も、6月18日を最後に新たな患畜の発生がなくなり、ようやく収束の気配が見えてきた。まあ、まだ油断はできないとは思うけど、1日には非常事態の部分解除が行われ、このまま新たな発生が起きなければ7月16日には家畜の移動制限なども解除される予定という。 処分された家畜はこれまでに27万6000頭で、これは日の口蹄疫による殺処分としては非常に大きな数字であることは確か。ただ、1946年〜56年にかけてのメキシコでは100万頭が殺処分され、1997年の台湾では400万頭、2001年のイギリスでは700万頭が殺処分されている。 そのことからすると、今回は、広がりを宮崎県内だけに抑えることができて、殺処分数もこのレベルで収まるのだとすれば、ベストとは言えないまでも、まあまあの対策が施されたという感じじゃないだろうか。 まあ、これからの農家への保証とか後処理が大変なのは事

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