ブックマーク / blog.livedoor.jp/yamasitayu (2)

  • 細谷昂『日本の農村』(ちくま新書) 6点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    7月6 細谷昂『日の農村』(ちくま新書) 6点 カテゴリ:社会6点 1934年生まれで、長年、日の農村社会学を牽引してきた著者による。日の今までの農村社会学の研究を引きながら、北は北海道から南は沖縄まで、さまざまな地域の農村のあり方について、主に経営のあり方や家族のあり方などに注目しながら論じています。 これまでの研究を紹介する概説的な性格が強く、何か目新しい考えが提示されているわけではないのですが、沖縄や鹿児島の農村のあり方は、私たちが一般的に持つ「農村」のイメージとは大きく違うもので、興味深いと思います。また、同じ地主と小作の関係といっても、地域によってそのあり方は大きく違うことなどもわかるでしょう。 単一的なイメージで語られがちな「日の農村」の多様性を教えてくれるです。 目次は以下の通り。1 日農村を見る視座第1章 「同族団」とは何か第2章 「自然村」とは何か第3章 歴

  • 澤田晃宏『ルポ 技能実習生』(ちくま新書) 8点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    7月20 澤田晃宏『ルポ 技能実習生』(ちくま新書) 8点 カテゴリ:社会8点 過去に技能実習生をとり上げた優れたルポというと、安田浩一『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社新書)が思い出されますが、同書が出たのが2010年。あれから10年経っているわけです。 技能実習生制度に関しては多少改善がはかられているものの、失踪者が絶えないなど、相変わらずさまざまな問題が報じられています。それにもかかわらず技能実習生の数は増え続けています。その原因の最大のものは日における労働力不足というプル要因ですが、書はプッシュ要因にも注目しています。この10年で実習生の送り出し国のトップは中国からベトナムに変わりましたが、著者はそのベトナムで取材することによって日を目指す若者が絶えない要因を明らかにしています。 そして同時に、制度のはらむ問題や、実際にトラブルに見舞われた実習生、「ひどい」としか言い

    agrisearch
    agrisearch 2020/07/21
    「一方、建設業や農業は不人気です建設業は雨だと稼げない場合がありますし、農家は労務管理がいい加減で残業がつかないことが多いからです」
  • 1