銀座・晴海通りに昨年10月から、三輪自動車でシイタケの菌床を移動販売する「銀座虹の森」が出店している。 まるでケーキを思わせる「森のスイーツCTAKEO」 代表は、1983(昭和58)年神戸生まれの虹山虫太郎さん。昨年8月までネットワークエンジニアとして大手町に務めていた虹山さんとシイタケとの出合いは、虹山さんの妻がきっかけ。ある日、会社から帰宅した虹山さんは、天日干しにしていたが雨に濡れたために家に取り込んだシイタケに遭遇。妻から、「天日干しにすると長持ちし栄養価も高まる」という話を聞いた。以来、シイタケの勉強を始め、シイタケ菌を入れ込んだおがくずのブロック「菌床」の存在を知った。 主に生産者や業者間でやり取りされる菌床を取り寄せた虹山さん。家に置いて水をやると、そこからシイタケが生え成長し、「森の息吹を感じた。パソコンを前に働く自分と比べて、今の世の中に足りないものなのではと思った」と