ブックマーク / www.lab.toho-u.ac.jp (2)

  • 日本の土壌と文化へのルーツ㊿ 中国文明以来の果実 桃

    用として歴史が短い桃 桃と聞けば、果肉の蜜のような甘さを連想する場合が多いかもしれない。しかし、現在のような甘い桃をべられるようになったのは、明治期以降にもたらされた外来種との交配による品種改良の成果であり、桃の歴史からすれば最近の事である。 「桃は縄文時代の、今から約6000年前ごろの長崎県の諫早半島に付け根にある伊木力遺跡から出土しており、その後弥生時代には急速に西日からその栽培地域を拡大していき、弥生時代後期には長野県、東京都、群馬県、新潟県にまで達している。」1) 用が一般的となる以前の桃は一体何に用いられていたのであろうか。 桃の産地 日国内での桃の生産量(2019年)は、山梨県(28.5%)、福島県(25.0%)、長野県(11.1%)となっており、3県合わせると約65%に当たる。もともとの原産地である中国の環境と合わせてみてみよう。 「桃は梅と同様に原産地は中国で、縄

    agrisearch
    agrisearch 2024/08/15
    モモ「食用として歴史が短い桃」「花の観賞用としての桃」「最も長い歴史をもつ薬用としての桃」
  • 日本の土壌と文化へのルーツ66 桜

    緒言 桜の満開の美しさは、魔性の側面を有していて、時に人を狂わせるという。坂口安吾の『桜の森の満開の下』の出だしを見てみよう。 「桜の花が咲くと人々は酒をぶらさげたり団子をたべて花の下を歩いて絶景だの春ランマンだのと浮かれて陽気になりますが、これは嘘です。なぜ嘘かと申しますと、桜の花の下へ人がより集まって酔っ払ってゲロを吐いて喧嘩して、これは江戸時代からの話で、大昔は桜の花の下は怖ろしいと思っても、絶景だなとは誰も思いませんでした。近頃は桜の花の下といえば人間がより集まって酒をのんで喧嘩していますから陽気でにぎやかだと桜の下から人間を取り去ると怖ろしい景色になりますので、能にも、さる母親が愛児を人さらいにさらわれて子供を探して発狂して桜の満開の林の下へ来かかり見渡す花びらの陰に子供の幻を描いて狂い死して花びらに埋まってしまう(このところ小生の蛇足)という話もあり、桜の林の下に人の姿がなけれ

    agrisearch
    agrisearch 2024/08/15
    サクラ「野生種と園芸種」
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