スタートしました。S田先生もそうなのだけれど、先生方のすごいのはその専門分野というよりもそれ以外の分野における嗅覚だと再認識。 せっかくなので、Poisson Matting自体の話から。そもそも、画像(I)とは前面オブジェクト(F)と背景(B)の組み合わせで表現されている。これを式で表現すると次のようになる。 で、これをx方向y方向に対して偏微分を行うことで、 という式が出来る。ちなみに、 である。 さて、ここでこの式の意味を考えてみると、というのがオブジェクトと背景の境目で1から0に変化する。それに対して、やというのはオブジェクトや背景の変化率である。 今、オブジェクトと背景を切り分けたいという問題を考える。この場合、オブジェクトや背景の変化率はそれほど大きくは無いという仮定をおく。そうでなければ、オブジェクトと背景をきちんと切り分けることは難しいだろう。 すると、とは無視することが出