トップ > 経済 > 経済Q&A > 記事一覧 > 記事 【経済Q&A】 単式 歳出入のみ 複式 資産・負債も 石原氏批判の会計制度 Tweet 2012年10月26日 二十五日の石原慎太郎都知事の会見で、国の会計制度について「単式簿記をやってる先進国は(ほかに)一つもない。何で複式簿記にしないのか」と批判する場面があった。単式と複式の違いはどのようなものか。また、石原氏の批判の背景には何があるのだろうか。 (石川智規) Q 単式簿記ってなに? A 簿記は財務を管理する帳簿記入の手法のことだ。「単式」は簡単にいえばお金の出入りだけを管理、記入する方法。お母さんがつける家計簿に近い。給料などの収入と、食費や生活費などの支出で分ける。国の場合は税収などの歳入と、社会保障費や地方交付税などの歳出に大別される。 Q 複式は。 A お金の出入りに加え、土地や建物などの資産や、借入金などの負債を含めた