北海道に「砂漠」があった?という驚きの事実。それは、日高管内えりも町にありました。海流がぶつかる海域ゆえに自然豊かな地域ですが、厳しい環境に苦しんできた歴史があるのでした。 えりも砂漠とは? えりも町は日高山脈が太平洋に落ち込む襟裳岬がある町。この襟裳岬に「えりも砂漠」が存在していました。とはいえ、最初からそうだったわけではなく、広葉樹林があり、昆布漁も盛んでした。 明治時代以降入植者がやってくると、えりも岬の森林地帯は開拓や、えりも短角牛用の放牧などにより、森林伐採が相次ぎました。これなら、道内どこでもそうだったのではないかと思われがちですが、ここ、えりも岬が他地域と決定的に異なるのが、「強風」でした。(現在もえりも岬にいくと強風を体験できます) 森林乱伐された、荒れ果てたむき出しの丘陵地帯、はげ山には風が容赦なく吹き付けたのです。この強風により、地表の養分のある土が失われ、赤褐色の火山
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