2015年にサービスが開始され、2016年8月現在600万人のユーザーを誇るiOS/Android端末用スマホゲーム『Fate/Grand Order(以下FGO)』。現在、中国で実施されている事前登録では、すでに110万もの事前登録者がいるというタイトルだ。 今回、クリエイティブディレクターを務めるディライトワークスの塩川洋介さんが、「Fate/Grand Orderを支える、“非常識”な企画術」と題して、いかにしてここまで『FGO』を運営、企画してきたかを語った。 通常、プレイヤーの継続率や、課金率といったデーターは、ソーシャルゲームにおいては非常に重要な情報になる。課金者数の割合やユーザーのアクティブ率などからどのようにしてそのゲームを進めていくか決める大きな指針となるからだ。これは、企業としてあたりまえのことだと思う。 しかし、塩川さんは「KPIはなんの参考にもしていない」と断言す
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