SAE(Society of Automotive Engineers:米国自動車技術会)が定義したレベル0からレベル5の自動運転レベルのうち、レベル3から車両制御の主体が条件付きで「システム」に移る。自動ブレーキや自動駐車、車線維持といった既に実現されているレベル2までの自動運転車は、その主体が人(運転者)であり、あくまで「運転者が、全て、あるいは一部の運転タスクを実施する」と定義されるレベルだった。 「将来の車は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)のおかげで乗る人がより快適に過ごせる空間になる」。Audiのルパート・シュタートラー会長はAudi Summitの基調講演でそう語り、A8の機能を紹介した。その中にはAudi AI トラフィックジャムパイロット、リモートパーキングパイロット、ナチュラルボイスコントロール、スワームインテリジェンスなどが含まれる。
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