っzr フェイスブックの失墜 作者:シーラ フレンケル,セシリア カン早川書房Amazonフェイスブックは今なおSNSでは最大の存在感を誇るが、もちろん完璧なサービスというわけではなく、トラブルや批判は特にこの5年間で頻発している。ユーザ情報の流出、広告のために執拗にユーザをトラッキングしようとする姿勢への批判。表現の自由を理由にヘイトスピーチやフェイクニュースを取り締まろうとしない姿勢、国家ぐるみの工作活動の展開(フェイスブック上で)など、とにかく問題は数多い。 軸足をメタバースに移そうと社名を「メタ」に変更するも、現状この領域も売上に関してはそこまで見通しが明るいわけではない。いったい、フェイスブックで何が起こってこのような状態になっているのか? 本書『フェイスブックの失墜』はその原因を、多数の関係者への調査によって明らかにしていく一冊である。 多くの人は、フェイスブックを「行き先を見