ツインボーカル+ギターという特異な編成で2005年に結成し、地道なライブ活動とインターネットを最大限に利用した戦略でジワジワとその音楽性を世に広めてきたabsorb。そんな彼らの知名度を一気に高めたのは、2008年2月にニコニコ動画上にアップされた、ボーカロイド・初音ミクをフィーチャーしたオリジナル楽曲「桜ノ雨」だった。同曲はその後、楽曲本来の魅力により実に119校もの学校で卒業ソングとして合唱され、結果、バンドをメジャーデビューへと導くこととなる。 いわばバーチャルとリアルを自在に行き来する稀有な活動形態。その根幹には果たして彼らのどんな狙いが込められているのだろうか。そして、まもなくリリースされる1stアルバム「we walk abreast」に込めた思いとは。メンバー3人に訊いた。 取材・文/もりひでゆき ケータイ世代とCD世代をつなげる存在になりたい ──absorbはインターネッ
5月20日に1stアルバム「we walk abreast」をリリースするabsorbが、ナタリーPower Pushコーナーに初登場。笹原翔太(Vo,G)、森晴義(Vo,Key)、中村博(G)のインタビューを公開している。 メンバーは左から森晴義、中村博、笹原翔太。MySpaceなどのWEBサービスを積極的に活用しながら、着実に支持層を拡大している。 大きなサイズで見る 初音ミクをフィーチャーしたオリジナル曲「桜ノ雨」がネットを中心に大きな注目を集め、メジャーデビューのきっかけをつかんだというabsorb。インタビューでは、absorb結成エピソードから、初音ミクやWEBを活用した独自の活動方法について言及。さらに、新作についてたっぷりと語っている。
【写真】その他の写真を見る 「桜ノ雨」は、昨年メジャーデビューした3人組アーティスト・absorbによるオリジナル楽曲で、初音ミクに歌わせた動画がインターネット上で話題になり、世間に広まった曲。いまや中学・高校の卒業式でも歌われる「卒業ソング」の定番の一つに数えられる。 この歌を原題に自主制作映画化するテトラとは、07年に旗揚げされた高校生・大学生を主体として活動する学生映像制作団体。これまでに9作品を制作しており、今作が10作目。慶応義塾高校に通う白濱一樹さんが脚本を書き下ろした。3月16日より既に撮影に入っており、4月中旬にクランクアップ予定。監督はテトラを旗揚げした田中博巳さんが務める。 同映画は、陰でクラスメイトに「オタク」と言われるほどであった男子6人が、卒業式までに格好良くなろうと四苦八苦する姿と、それぞれの恋の行方を描く青春ラブストーリー。出演は川坂勇太、照井健仁、武井寛貴、
音楽ソフト「初音ミク」が生んだ卒業ソングとして、ネットで話題となり、100校以上の卒業式で歌われた「桜ノ雨」が映画化されることが14日、分かった。 「桜ノ雨」は、音楽ユニット「absorb(アブソーブ)」の森晴義さんが作詞作曲、卒業する学生たちの思いを桜の花に例えた曲。森さんが08年2月に初音ミクで作ったバージョンを動画投稿サイト「ニコニコ動画」に投稿すると、「卒業式で歌いたい」などの声が上がり、楽譜入りのCDが発売された。 高校生の映画コンクール「映画甲子園」で08年の最優秀作品賞を受賞した慶応義塾高の映画サークル「テトラフィルムスタジオ」の白濱一樹さん(17)が同曲を知り、オタクの親友4人が卒業前に繰り広げるラブストーリーの脚本を書き下ろした。「映画甲子園スカラーシップ基金」の支援で製作が決定、大手芸能事務所から主演俳優を起用する。アブソーブは「映画になるなんてビックリです。多くの人に
3人組ユニット、absorbとEXは、卒業ソング「桜ノ雨」をモチーフにしたイメージ広告の一般公募作品の中から、最優秀作品として、加藤アレッサンドロ誉之介(たかのすけ)さん(法政大学社会学部3年)の「バイバイ」を選びました。最優秀作品と他の作品はabsorbの所属レコード会社、日本クラウンのホームページ上にも掲載します。 今回は、公募期間が実質1週間という短期間にもかかわらず、8作品の応募がありました。absorbのメンバーにより最優秀に選ばれた加藤さんは、一般公募を告知した3月23日付の「EX CANVAS」で、「夢じゃない」と題した作品を発表していましたが、最優秀の夢がかないました。 absorbとEXのコラボレーション企画第2弾としてabsorbの新曲「愛ノ詩」(4月15日発売)のイメージ広告も公募中です。最優秀作品は4月20日付EXに掲載します。ふるってご応募ください。 公募の詳細は
人気音楽ソフト「初音ミク」が歌う卒業ソングとして話題を集めた「桜ノ雨」を手掛けた音楽ユニット「absorb(アブソーブ)」が29日、「さいたまスーパーアリーナ」(さいたま市中央区)内の展示ホ-ルで「桜ノ雨学園卒業式」イベントを開いた。「桜ノ雨」は卒業式を迎えた学生の思いを桜の花びらにたとえ、再会を誓い合う歌。ファンらで構成された「桜ノ雨プロジェクト」が解散となり、会場ではアブソーブとともに「桜ノ雨」を合唱したほか、メンバー500人に卒業証書が手渡された。 「桜ノ雨」はアブソーブの森晴義さんが、昨年2月に動画サイトに初音ミクバージョンを投稿した。直後から「卒業式や卒業生を送る会で歌いたい」と問い合わせが116校からあり、1年の間に全国60校で合唱された。アブソーブは「(プロジェクトの)最後の日にこうやってたくさんの人たちと一緒に歌えたことがとてもうれしい。一人一人の心の中に思い出として刻んで
初音ミク曲が映画に――卒業ソングとして人気を集めている、アコースティックバンドabsorbの楽曲「桜ノ雨」が、映画になる。高校生・大学生を主体として活動する学生映像制作団体・テトラフィルムスタジオが制作する自主制作映画だ。 桜ノ雨は、absorbのボーカル・森晴義さんが「初音ミクが現代を生きていたら」と想定して作った曲。昨年2月に「ニコニコ動画」に投稿され、これまでに100万回近く再生されている。楽曲を収録したCDはabsorbのメジャーデビュー作品となり、ジャケットにはabsorbのメンバーとともに初音ミクの姿が描かれている。 ネット上では、桜ノ雨を卒業式で歌おうと呼び掛ける「桜ノ雨プロジェクト」も展開。これまでに100校以上の卒業式で採用。「新しい卒業ソング」としてテレビのニュース番組などにも取り上げられた。 映画はこの楽曲をモチーフにしたもので、舞台は3~4月の高校。「高校3年間をと
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