日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦惺)は、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(以下、EPFL)、ドイツのボン大学、フランスの国立情報学自動制御研究所(以下、INRIA)、オランダの国立情報工学・数学研究所(以下、CWI)との共同研究により、わずかなビット数でも桁違いの計算量が必要となる素因数分解問題※1において、これまでの世界記録(663ビット、10進200桁)を大きく上回り、768ビット(10進 232桁)の合成数に対して、一般数体篩法※2による素因数分解を達成し、世界記録を更新しました。 <研究の背景及び意義> インターネットの本格的な普及に伴い、ネット決済やインターネット銀行などネットワークを活用した便利なサービスが身近な存在となり、インターネット上における機密情報のやり取りが大幅に増加しました。そのため、ネットワークを利用した社会経済活動におい