ブックマーク / tomohiro358.hatenablog.com (209)

  • 「努力」に勝る「夢中」 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    努力する姿は美しい 大概の教師や親は〈 子供の努力 〉を評価します 子供も「努力すると褒められる」と摺り込まれていきます 他者を見ても「努力する姿は美しい」と感じます 全く努力せずに結果が良くても『すごいな』と思っても『美しい姿だ』とは感じません ①チャレンジすること ②努力すること ③いい結果を出すこと の順に重要で 結果のみを評価しているとチャレンジしなくなってきます 世の成功者も〈 努力したことをアピール 〉することが多いです 「運が良かった」 「タイミングが良かった」 「周りのお陰」 「元々得意なこと=才能があった」 では周りの評価がいまいちだからです 社会人になると〈 結果 〉にウェイトが置かれてきます 仕事に余裕がない上司だと 「結果を出せ!結果が全てだ!」 「いい報告待ってるぞ!」 と途中のプロセスを観る余裕がありません 幼少期より摺り込まれてきたのが「努力が一番評価される」

    「努力」に勝る「夢中」 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    aka_koushi
    aka_koushi 2021/09/14
    夢中が努力に勝る。その通りですね。努力は苦労という感覚を伴うが、夢中にそれはない。楽しんで努力よりも多い労力を苦痛なく行える。そういう対象に取り組むことこそ重要視しないといけませんね。
  • 無意識な依存症 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    社会の進歩と人類の進化のずれ 人類は250万年も狩猟採集生活をしていました 農耕がスタートしたのは1万年前からです 産業革命は250年前です 社会は急速に進歩していきます 対して生物的進歩は遅く 人間の脳や体は狩猟生活の頃から大して変わっていません ビタミン接種は非常に重要である為『果実を接種』する機能として『甘いものを求める』ように出来ています 甘いものをべると脳から快楽ホルモンが出るのです 〈 ビタミン=果実⇒甘いもの 〉という機能がまだ残っているのです 果実の糖分に比べ人工的に作られた〈 添加糖 〉は非常に体に悪いにですが〈 脳からの指令 〉により甘いものを求めます 「甘いものは別腹」 「甘いものは脳に良い」 ということはなく 得られるのは〈セロトニン〉〈ドーパミン〉などの幸せホルモンです マウス実験から見る依存性 実験用マウスをレバーのある容器に入れます レバーを叩くと望みのもの

    無意識な依存症 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 変化を求める自分・変化を嫌う自分 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    リモートで判明した仕事の実態 コロナ社会も1年半経過しました 日常生活も変わりました 仕事の仕方も変わりました リモートワークはデメリットももちろんありますが ・交通費が激減 ・コピー代が激減 ・リースしていた会議室代がゼロ ・出張費ゼロ などのメリットもありました 様々なコストを見直す機会にもなりました オフィスワークだと意外に隣の人の仕事を知りません パソコンに向かっていれば仕事をしているように見えます この辺もあぶりだされます 「この人たいして仕事していなかったんだ」 というベテラン社員も多かったです いやおうなしに〈 仕事の見える化 〉がなされました 仕事の仕組みが大きく変わった職場 ほとんど変わらなかった職場 様々だったと思います コロナウイルスの蔓延では〈早く・大きく〉変化を余儀なくされましたが そうでなくとも 仕事は少しずつ変化していきます 人間の脳は2重構造 「もっとこうし

    変化を求める自分・変化を嫌う自分 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 人を見抜く技術 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    面接ではすべてはわからない 社会人としてキャリアを積んでくると〈 人を観る目 〉はそれなりに養われてきます 子供のころから〈 人を見抜く目 〉が長けた子は ちょっと人と距離を置いて周りを観察している子が多いようです 私の会社では使っていませんが 選考中の人物のSNS発信等をつぶさに調べ上げて 分析結果を報告してくれる会社などもあります 〈Facebook〉から〈Twitter〉〈インスタグラム〉〈ブログ〉などを調べ上げます 売り込みに来た時に「このような報告書を作成いたします」と見せてくれました 真面目そうな女子大生が 金髪で合コンしている写真・・・ バイト先の店長をなじってる投稿・・・ 「面接では見られない 真実の姿が見られますよ!」と言いますが じゃあ自分の学生時代はどうだったか・・・ やはり就活中は 髪型変えて 髭剃って 普段読まない新聞読んで 誰もがモデルチェンジをします 「若気の

    人を見抜く技術 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • ミドルの行動学習 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    つけが廻ってくる時期 今日の話です 以前いた会社のスタッフ数名から相談があります 「部長!日 数人のスタッフが解雇となりました」 正確には契約打ち切りです 60歳を越えた時点で契約社員になりますから 致し方ないと言えばそれまでですが 解雇の中には支店長(管理職の正社員)も含まれています それに私はもう この会社の営業部長ではありません 2年半前に実家に戻るために退職しましたが その後の売上は前年比50%を切ってます その後に商品部長・経理課長と続けざまに辞めてます これは利益率に大きく影響をしたようです 推測するに私の在籍中の25%くらいの利益率だと思います ここまでよく解雇せずにいたと言えます なんとか つてを探り 数社「面接まではしてくれる」企業を探し当てました コロナ社会は2023年まで続くと予測しています まだまだこのようなことは起きそうです 問題なのは「昭和の雇用意識」を引きず

    ミドルの行動学習 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    aka_koushi
    aka_koushi 2021/09/07
    勉強になります。ミドルは先が見えてくる年齢ですからどうやってモチベーションを保つか。参考になります。
  • なぜ性格で「運」が変わるのか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    性格改善は難しいことではない 毎年の新入社員入社研修で幸田露伴の言葉 「人は自分の性格と異なる運命には出会わない」 つまり「性格が運命を創る」と講義しています 説明不十分のせいか 半年たった先日のフォローアップ研修で 「自分の性格では運のいい人生は望めないと思ってる」と言われました 〈 具体的にどういうことなのか 〉が不十分でした 「社会に出たてのヒヨコの若者を憂にしてしまった」と反省しています A君「僕はすごくおっちょこちょいでミスが多いんです」 親にも教師にも「よく考えてから行動しろ」と言われてました と「失敗が多く 周りに迷惑ばかりかける人生」と思い込んでいます ①よく考えて行動する ②考えないで行動する ③よく考えるが行動しない ④考えないし行動もしない なら成功するのは①と②なんです 難しい性格改善ではありません 言葉足らずの講義は若者のやる気をそぐと猛省しました 試行の多さが

    なぜ性格で「運」が変わるのか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    aka_koushi
    aka_koushi 2021/09/06
    運は気になるテーマです。読みごたえがありました。ありがとうございます。
  • 人生100年時代のストックとフロー - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    新規獲得か顧客重視か 新卒で入社した時は三代目新社長就任と同じ年でした この社長には22年仕えましたが 一貫して「新規獲得の重要性」を訴え続けた人でした 「顧客は釣り堀の魚『釣りやすい』が『有限』である」 「新規客は海の魚『釣りにくい』が『無限』である」 「どんな大人にも子供の時代があったように どんな古いお得意様にも新規だった時代がある」 とにかく「新規獲得」「新規獲得」「新規獲得」でした 次の社長になっても しばらく好調だったのも〈 先代が新規をたくさん獲得し続けた 〉からでした 私は最初から長年「新規獲得が最重要」という思想の中で育ちます コロナで伊豆・箱根の観光地は悲惨を極めました 伊豆・箱根に数店舗を持つ 老舗菓子店の話です 緊急事態宣言も解かれ店舗を開きます すぐに売り上げがコロナ前に戻るお店 観光客が減った分が〈売上減〉に直結するお店 に分かれます 「同じ商品を売っているのに

    人生100年時代のストックとフロー - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    aka_koushi
    aka_koushi 2021/09/04
    フローとストック。馴染み深い概念ではありますが、改めて考える機会をいただきありがたいです。長寿時代を考えると、どちらも必要なのでしょうが、もっと戦略的に考えないといけませんね。
  • 軍事政権に見る教育の重要性 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    初期教育は非常に大事 ミャンマーが軍事政権でもめていたと思ったら 次はアフガニスタン 「21世紀にもなって軍事力で政権を握るなんて・・・」 先進国では考えられないですよね 『タリバン』とは『学生』という意味です 過去に難民が多かった頃のアフガニスタンは〈難民の子が学校に行けない〉という社会問題がありました それに手を差し伸べたのが隣の国のパキスタン 難民の子のために学校を建ててくれます 「素晴らしい美談」と思いきや この学校が〈 強烈なイスラム思想を植え付ける教育の場 〉だったのです イスラム教自体は良い宗教なのですが 「イスラム教徒以外は殺しても構わない」などかなり過激な思想を植え付けます 「人を支配するなら教育から」とはよく言ったものです 子供のころから洗脳されていたのが今のタリバンです 「アメリカが引き上げたから混乱したんだ!薄情な国だ!」 という声も多いですが アメリカ兵もけっこう

    軍事政権に見る教育の重要性 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • ハイレベルか イージーモードか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    ハイレベルは誇りになる 入社した時よりマニュアル作りは得意でした 採用の時も 営業現場の時も 多くのマニュアル作成を任されていました 支店長経験後は営業企画部で〈イベント企画〉〈宣伝販促〉〈マニュアル作成〉が私の主な仕事でした 営業部は営業で名を挙げた人の集団 「ハイレベルな営業マニュアルを作るべき」 という考え方が圧倒的に多い集団です 社長の考え方は違います 「誰もが簡単にできる動きで標準化を目指す」でした 社長直轄の教育企画部との打ち合わせでは 「あなたの作成したマニュアルは上位2割のハイレベルの社員用である」 「誰もが〈同じ考え〉〈同じ動き〉〈同じ成果〉が出せるのがいいマニュアルだ」 と突っ返されます 営業部は一貫してハイレベル主義です 「社長はモノ作り出身で営業がわかってない」 「教育企画部は事務方だろ!」 だんだん〈文官〉と〈武官〉の対立のようになっていきます 私の支店長時代

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  • 私たちは喋りすぎ - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    社外顧問に言われた意外なこと 社外顧問がいた時期がありました 「人を活かして企業を活性化する」という立派な方です たしか70歳を越えていましたが頭脳明晰な紳士です 営業部は当時15のエリアに分かれてました 最初は最も予算規模の大きい私のいる首都圏エリアです 当時の私は支店長で絶好調期でした 絶好調期の人間はある意味もっとも成長しない危険期でもいあります 謙虚なようで考えを変える気はない 周りは注意したくても業績がいい人間を注意しにくい 慢心と思い込みが芽生え始めている 私のいたエリアには18人支店長がいました 「俺は何を注意されるんだろう?」 各支店長 勝手に推測をし始めます 「俺は在庫過多を言われるだろうな」 「俺は販促費だな」 「俺は定着率が一番悪いからな・・・そこだな」 私は「短期計画や長期ビジョンはいいが『中期計画があいまい』と言ってくるだろう」と推測をしていました が・・・思わ

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  • 炎上経験談 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    ハラスメントの誕生 YouTubeでの炎上Twitterでも騒がれていました 「優勢思想だ!」 「非人間的だ!」 「危険思想だ!」 ホントに悲しんで怒る人 攻撃目標が出来て正義の代弁者も活気づきます そして野次馬 SNSは真の言論の自由地区なので様々な人間が参入してきます 人が謝罪しても炎上が続きます 世の中はバランスをとるのか〈援護射撃〉する人も現れます 「謝罪している人間を必要以上に責めるな」ということです SNSでの攻撃で自殺者まで出ています 何らかの対策は必要です かといって対策を強化しすぎると「言論の自由」は奪われます 「言論の自由」と「人間的モラル」のバランスは今後の課題です 平成になりしばらくすると「セクシャルハラスメント」という現象がアメリカを騒がせます アメリカで起こる現象はすぐに日でも起こります 私が新卒で入社した会社でも〈社員相談室〉という部署が新設されました

    炎上経験談 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 環境で大きく変わる人生 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    世の成功例は美化されている場合が多い 「人生は努力ですべて変わる」 「志の高さが最も重要」 努力・志・目標・忍耐・・・・ すごく大切だと思います なにより「美しい」です 努力している姿は美しいし 志を持って挑んでいる姿も美しいです 営業企画部という部署にいた時に ≪表彰式の担当≫ をしたことがあります 司会進行もするわけなので ≪表彰対象者への事前インタビュー≫ もします 続けるうちに「成功は努力だけでもない」とわかり始めました ・この人部下に恵まれてる・・・ ・この人 タイミングが良かった・・・ ・良い支店に配属されてばかりいる ・前任者が優秀で優良顧客を引き継いでいる きりがないほど「運」が多いです ≪頭が下がるほどの努力≫ は2割程度に見えます 上記のようなことを ≪表彰式のコメント≫ では言えません とは言え1000人近くの社員の前でコメントするわけです 「美化して」「脚色」して美

    環境で大きく変わる人生 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 運命ってなんだ? - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    「宿命」と「運命」の違い 「宿命」と「運命」の違いってわかる? はじめて言われた時にはわかりませんでした 「日人に生まれた」「男に生まれた」「この父と母から生まれた」など 自分の力では変えようがなく 意志に関係なく決まっているもの⇒「宿命」です 対して 「自分の性格」「能力」「習慣」など 自分の動きから導き出されたもの⇒「運命」です 簡単に言えば 変えられないものが「宿命」 変えられるものが「運命」です 「これも俺の運命か・・・・」などと落胆する必要はないということです 逆に「親子の縁を切る」など宿命を無理に変えるのも ≪いいことはない≫ と言えます 学校は平等な環境です 同じ教科書で 同じカリキュラム・・・・ ただ社会に出ると違います 配属先 上司や仲間 時世 環境要因で ≪成果≫ が変わります 運命は自分で創ったもの 幸田露伴は「努力論」で 「人は自分の性格と異なる運命には出会わない

    運命ってなんだ? - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 万里の長城 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    来ならこの夏は「中国の泰山」に登る予定でした 言わずもがなコロナ下では中止です ちょうどコロナの発生する前の12月上旬に ≪中国7大世界遺産の旅≫ に元上長の ≪早期退職記念旅行≫ で行きました 私は ≪南国の島大好き人間≫ なのですが「万里の長城」だけは絶対見たかった歴史的建造物です 紀元前8世紀から建造が始まり 17世紀の明代まで建築期間は2000年を超えています 長城は50000キロメートルになるといいます ものすごい建造物です 日アメリカ・イギリスは中国の良いところは報道しません 従ってこの三国の国民は中国にいいイメージをもっていない人も多いです 会社の先輩に「人間を学ぶなら中国の『十八史略』(じゅうはっしりゃく)次に司馬遷の『史記』がいい」と言われたところから中国の書物を読むようになります 個人的にはまったのが司馬遷の『史記』でした 個人的な所感ですが 「日は善も小さいが

    万里の長城 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 人格と運格 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    運格が高いと出世する 「人格」という言葉は説明するまでもないと思います 人間性や人としての風格などを表す言葉です 「人間性が悪くても『運格』が高いと出世する」と言います 「運格」とは道教思想でかじったことです 道教思想には ・哲理部門 ・宗教部門 ・神仙部門 の三部門があり 神仙部門=自然の法則の中の 医術・天文・歴術を「三命総術」と呼びます 「天の氣」「地の氣」「人の氣」を受けながらこの世に生きているという解釈です 老子の教えを熱心に説く人は「哲理部門」であり 道教を信仰する人は「宗教部門」です 「何か目に見えない気が動き 運が動いている」 裏で動いているので「裏成り」と呼ばれ長い古代より研究されます 「占い」の語源が「裏成り」です 裏成りは「口伝=書物を残さず師から弟子に口で伝える」で一部の権力者しか知る由もありません 今でもそうだと思います それがなんとなく庶民にも伝わり「占い」とな

    人格と運格 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    aka_koushi
    aka_koushi 2021/08/16
    勉強になります。「運格」という言葉は初耳です。こんな概念があるのですね。もっと早く知っておきたかった。ご紹介ありがとうございます。
  • 意外に知らない株主について - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    株式会社は誰のもの 私の会社の株価は コロナウイルス蔓延から ずっと停滞しています それでも会社は「株主への配当金」「株主優待関連」は最優先で行います 欧米の企業もどんなに苦しい状況下でも最優先で「株主への配当金」は分配します 株主ファーストなのです かなり大企業の社員でも「会社はだれのもの?」と尋ねると 「社長」とか「会長」とか答える人が日では多いです 株式会社は株主ものです 「えええ社長のものではないの?」 上場せず 株をすべて社長が持ってるならば「株主である社長のものです」 ≪株式会社は株主もの≫ と知っていても 意識はしていない社員は多いです これは日独自の特徴です 「会社は社員のもの」 「会社は社員みんなの夢を実現するもの」 などは ≪考え方≫ であって社会の仕組みではありません 株主を簡単に言えば 会社に出資した代わりに株式を受け取った人です 会社の持ち主なのです 会社に対

    意外に知らない株主について - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 教育に力を入れるという発想 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    追い込まれた時どちらに進むのか 「現在の世界の経済は未曾有の危機」と良く叫ばれます 私が社会に出た時も ≪バブル経済の崩壊≫ という危機でした 「高度成長期は終わり長い低迷の時代に突入した」と誰もが認識をし始めた頃でした それでも企業は成長・拡大を目指します 危機の時代にリーダーに求められるものは 「その時どう動く」です 営業路線を強化して売り上げを伸ばす 商品開発路線を強化して良い物を作る 縮小均衡は人に夢を与えません コスト大幅削減やリストラは絶望しか与えません 社員に活力を与えるのはロマンです 「前に進む」「拡大・成長を目指す」の旗を振らなければなりません 当時の私の会社の社長が決断したのが 「教育に力を入れる」です 「教育?・・・・」 当時の私にはまったく理解できませんでした 個人的には「営業に人をまわし強化すべきだ」と思ってました 商品部の同期は「今こそ設備投資をして商品力を上

    教育に力を入れるという発想 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 過去の功労者より未来の人財育成 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    最大の組織改革 緊急時には大きな組織改革が行われがちです コロナウイルスによる急激な経済変化で組織改革をした企業も多いと思います 日は「和を重んじ穏便な組織改革」が多いですが「多くの血を流す組織改革」もまれにあります 教育企画部という部署が新設されたときに当時の社長が「山権兵衛の組織改革」を話してくれました 山権兵衛 (やまもと-ごんべえ 1852-1933)明治-大正時代の軍人・政治家です 海軍大将・伯爵 昭和8年12月8日死去(82歳)薩摩(鹿児島県)出身・海軍兵学寮卒 いろいろな組織改革を学んでも この人の右に出るものは見たことがありません 将官8人・尉佐官89人に及ぶ士官のほとんどのリストラを慣行 現役の軍令部長の中牟田倉之助さえも対象となる 世界の海軍でも例を見ない大リストラです 山と個人的に親しかった士官も容赦なく整理対象とする徹底ぶり 山に全てを任せた西郷従道さ

    過去の功労者より未来の人財育成 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 思考を常にベストコンディションに - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    脳科学で観る 思考について書き綴ってきましたが ≪脳科学の視点≫ 観てみましょう 楽しいことを考えていると免疫力はアップする 辛いことを考えていると免疫力はダウンする と言われています 楽しいことを考える量が多いと ≪免疫細胞≫ の量が増えていくようです 苦しい・辛いは逆に減っていくそうです ということはできうる限り ≪脳を楽しい状態にする≫ のが好ましいということになります 苦しい・辛いことに脳内が支配されているときには 「ノルアドレナリン」「アドレナリン」「コルチゾール」の3大ストレスホルモンが分泌されています 逆に楽しいことに脳内が支配されているときには 「ドーパミン」「エンドルフィン」「セロトニン」が脳内に分泌されています 「楽しい」という感情も「苦しい・辛い」という感情も所詮は脳内物質にすぎないということです 感情をリセットする習慣を 意識して「楽しいことを考える」「辛かったこと

    思考を常にベストコンディションに - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 時代は無為自然へ - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    言葉の重要性 前回は「考え方」の大切さを書きましたが そこから「思想」まで考えていきたいと思います 考え方を支配するのは「言葉」です 言葉には「言霊」が宿るという人がいます 「今の時代は稼げない」という言葉を頭にインプットすると 「投資に失敗して大きな損失を出した」 「うまい話にのって破産した」 「会社が倒産してホームレスになった」 などの情報ばかりキャッチするようになります 人生をプラスに持っていくには ≪ポジティブな言葉≫ が不可欠です 使う言葉で大きく変わるということです 社会に出る若者には「できるだけ教育・研修のしっかりした会社」に最初は入社すべきだと思います 社会人も「できるだけ良書を読む」べきだと思います 「滅びゆく」「終わりを迎える」「オワコン」などマイナスな内容のは避けるべきです たとえ優秀な頭脳の人が書いた事実でもです 「批判の多い」「マイナスの多い」「攻撃の多い」

    時代は無為自然へ - 人事からみた採用とキャリアアップの実情