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ブックマーク / semiprivate.cool.ne.jp (4)

  • 3ToheiLog: 破片と固まり

    いろんなものを並べてやれば、沢山の人に何かしら持たせて帰すということになる。 客の一人がひとりが満足してうちへ帰っていくというわけだ。 というのは、ファウストの前狂言から。 ゲーテは、芝居屋だったので、世の中に言葉を「売る」ということをわきまえている。 この辺の割り切りは、Google先生と仲良くなれそうな雰囲気だ。 結局、物語が再利用性されるかどうかは、小さな細部が輝いているかどうかで決まる。 平野耕太の台詞回し、然り。 デスノートの精密なコマ絵、然り。 誰かが再利用したくなるような《何か》を埋め込む余力があるかどうかで、最後のジャンプは決まるのかもしれない。 だが、そこにたどり着くまでが一苦労だ。 当の競技は走り幅とびなのに、助走距離がマラソン。 なんか、現代社会のコンテンツは、そんな感じになっているようだ。 ・・・いや、私が不器用なだけかも。 * そんなわけで、最近のW

    akagami_ext
    akagami_ext 2011/04/14
    「たといあなたがまとまったものを出したところで、見物はそれをばらばらにしてたべるんですからな」 ゲーテ、読むか!
  • 3ToheiLog: バビル2世 ザ・リターナー

    バビル2世 ザ・リターナー もしハリウッドがバビル二世を映画化したら、こんな感じになるだろう。 「バビル二世対現代兵器」というテーマを嬉々として描いている感じ。作者のミリタリーマニアっぽいこだわりが、延々と描かれていて、細かい演出がこの作品の命。 「ポセイドン ロプロス この40年で人類も進化した 気をつけろ」 と、作中でバビル2世が叫ぶのだが、まさにそんな話だ。 「沈黙の艦隊」 v.s. ポセイドンとか、F15ではロプロスに勝てない、ではF-22ならどうか?みたいな話をノリノリでいじくり回している。 逆に言うと、人間ドラマ物語の進展とかはあまり期待しないほうがいいかも。作者はあくまで「特撮監督」の視点で映像を作っている。 webでは「こだわりすぎている分、展開が遅い」と言う批判もあるようで、それは理解できる。ハリウッド映画で言うと「予算を特撮部分にかけすぎ」みたいな雰囲気もある

    akagami_ext
    akagami_ext 2011/01/30
    友人の横山光輝スキーに読ませたいが、1巻絶版ってオイ…
  • 3ToheiLog: 定量化したくなった時点で負けなのかもしれない

    定量化したくなった時点で負けなのかもしれない 「天才と企業経営者以外は働いたら負け」だとか、掲示板がつぶやいていた。 まあ、そのとおりかもしれない。 そのとおりかもしれないのだが、その「勝利条件」「敗北条件」というのも、良く分からない。 * たとえば、現在の「家畜の牛」は、多分、人間が生まれる前の「野生の牛」より数が増えている。だから、数の面でカウントするならば「家畜化したら勝ち」なのかなあ?とも言える。 でもまあ、家畜の身分じゃ行動の自由とかはなくて、育ってわれるだけなので、個々の牛としてはあまり勝った感覚はしない気もする。 いや逆に、野生でビクビクして飢えながら生きるよりは、われるまででも満腹で飼われる方がハッピーだと言えばそうなのかもしれない。 結局のところ、恣意的に規約で決めない限り、勝ち負けの基準というのは、わからない。 * で、まあ、 「勝ち負けゲームの定量知性」 という

    akagami_ext
    akagami_ext 2010/01/05
    "では、他人じゃなくお前はどうなんだ? と。 お前は何がしたいんだ? と。 お前が「他人に評価されなくてもやりたいこと」ってのは何だ? と。"ここはすごい大事。
  • 3ToheiLog: 「読者」の知らない「作者」の漫画の読み方

    「読者」の知らない「作者」の漫画の読み方 僕はずっと長いことディープな漫画読者でして、会社員になってから漫画を描き始めたみたいな人間なわけです。だからずっと「読者」だった。 漫画を描いてみるようになってから、 「作者の視点」で漫画を読むという新しい楽しみ方を覚えた。 いや、いしかわじゅん先生とかがそんな話を時々してるけど、これはこれで結構面白いんですわ。 具体的にやり方を書いてみます。 1:一回全部読んで、話を全部覚える。 2:漫画を目から6〜10cmくらいの距離に置く。 3:読む。 以上。 ・・・いやいや、怒るな、当惑するな。ちょっと説明を聞け。 目から6〜10cmってのは、大体、漫画を書いているときの人間の意識シミュレーションができる距離なんですよ。 この距離だと、「1コマ」しか見えない。 そして、たぶん、1コマの中のキャラクタを一人ずつ、視点を動かしながら部分別に見

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