東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の「第12回組込みシステム開発技術展」(ESEC2009)で,米Googleが携帯電話機向けに推進するオープンソースプロジェクトの「Android」を,情報家電などの組み込み機器で活用するための取り組みが多数紹介されている。 アイ・エス・ビーのブースでは,Texas InstrumentsのOMAP3530を搭載したリファレンス・ボードでAndroidを動作させ,その上で動画ファイルの再生やWebサイトをブラウズするデモデモンストレーションを行っていた(写真1)。動画の再生画面ではフレーム数が少なくコマ送りのような状態になっていたが,これは画面の表示処理をすべてソフトウエアで行っているためで,今後ハードウエアで処理できるようソフトウエアを作り込むことで,HDTV映像もスムーズに再生できるようになる見込みだという。また,Androidを搭載したシステム