米Google社のブロック型のスマートフォン開発計画「Project Ara」が再び動き出した。2015年1月に第2回の開発者会議を開催して以来、目立った動きはなく、その後、開発責任者である同社 ATAPのPaul Eremenko氏が転職するなどし、事実上、凍結状態だとみられていた。
![Googleのモジュール型スマホ「Project Ara」が再動](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/44404a9c0f4fb31c2c3793773158356960a4cc23/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fdm%2Fatcl%2Fnews%2F16%2F052102210%2F0521-zu1.jpg%3F20220512)
今回から始まる「そろそろソシャゲの秘密を語ろうか」は、今やスマートフォン(スマホ)関連ビジネスの牽引役の1つとなっている「ソーシャルゲーム(ソシャゲ)」をテーマにした連載です。 ソシャゲの特徴とはなんでしょうか? ゲームはゲームじゃん? そう思うかもしれません。しかし「プレイステーション 4」や「Wii U」などで遊べる家庭用ゲームと、ソシャゲの間には大きく異なる点があります。それはソシャゲがゲームを核としたエンタテインメントのネットサービスである点です。端的に言うとビジネスモデルが異なるのです。 最近はダウンロード追加アイテムなどもあるものの、基本的に家庭用ゲームはリリース時点で完成品です。ユーザーはゲームを購入すれば思う存分プレイするだけです。ゲームの中身は最初からすべてパッケージされています。逆に言うと、売れる内容になったかどうかはリリース時点で決まっています。 しかしソシャゲはリリ
「無線LANにあまり大きな期待をしないでほしい」――。無線LAN関連の取材をすると、ネットワーク担当者や構築を支援したエンジニアの、こんな声をよく耳にする。 無線LANは家庭ではもちろん、駅やコンビニエンスストアでも無料で利用できるようになっている。比較的新しい無線LANアクセスポイント製品には、1Gビット/秒を超える通信速度をうたうものも登場している。今や「どこでも高速に通信が可能な技術」、というイメージが定着しつつある(写真)。 しかし、そのネットワークを構築・運用する“裏方”であるエンジニアは、思った以上に苦労しているようだ。とりわけ企業の中で使う無線LANは、スペース当たりのアクセスポイントの数が多く、快適な通信環境作りが難しい。冒頭の発言は、有線と同様の高速通信を期待する利用者への、いわば嘆きだ。 こうしたふと漏れた一言には、無線LANを活用するうえでのヒントが隠されている。技術
サラリーマンは究極の勝ち組ですね 瀬川 今回、杉本さんをお呼びしたのは、「やさぐれ放談」というコラムのゲストとして紹介するためです。サブタイトルは「辞めちゃったおじさんたち」。僕や長岐さんは、会社を辞めちゃった後にやさぐれて、うろうろしている。でも、おじさんたちは元気だぜ、という趣旨なんです(笑)。 杉本 確か、前シリーズのゲストは女性でしたよね? 瀬川 そう。その段階で、もうコンセプトが崩れているんです。「おじさん」ではないじゃないかと。 杉本 そもそも、僕は会社を辞めていないですし(笑)。辞めたという認識はないですよ。 瀬川 杉本さん、今は社長ですけど、会社って勤めたことある? 杉本 あります。2~3年くらいは。でも、いろいろと職業を転々としていたので。トラックの運転手をやったりとか。 瀬川 おおっ! では一応、勤め人をしていた。じゃあ、「辞めちゃったおじさん」になっている。ほんのわず
「例えば5歳からPepperと一緒に育った花子さんが20年後に結婚式を挙げた夜、Pepperが花子さんと過ごした20年間で記録した絵日記や動画から、楽しかった思い出のトップ10を見せてくれる。Pepperと10~20年暮らして涙を流して感動する場面の記録は、家族にとって手放せない宝物になる」――。 2015年6月18日、ソフトバンクの孫正義社長は感情認識機能を備える人型ロボット「Pepper」の一般販売に関する発表会で、Pepperと数十年間一緒に過ごした家族の未来像をこう説明した(関連記事:ソフトバンクが6月20日にPepperを一般販売、法人向けや海外進出も、写真1)。 Pepperの一般販売は、2015年6月20日に始まった。ロボット事業を手掛ける子会社のソフトバンクロボティクスによると、「6月販売分の1000台は販売開始から1分で申し込みが予定数に達し、受け付けを終了した」という。
「おーっ!」。分解班の歓声に包まれ、現れ出たのはPepperの頭の中身である。 Pepperの頭部には人と同様、目や耳、口に当たる部品が組み込まれている。しかしその置き場所が違う。耳にあたるマイクロフォン・アレイは頭頂部にある。人なら耳があるところには、スピーカーが置かれている。 目のように見える部分の奥には距離画像センサー。左目側から出た赤外光が外部のモノに当たり、その反射光を右目側のセンサーで受けて、奥行きを測定する仕組みらしい。距離画像センサーの上にはオレンジ色の基板があって、発光部と受光部を取り囲むようにLEDが並んでいる。Pepperの状態に応じて、「目」のまわりをピンクや緑に照らすためだ。 では人の目に当たるカメラはどこにあるのか。上の写真で「顔」の裏側にある2つの部品がそれだ。額に開いた穴と口に見える穴から、それぞれ外界を覗いている。
―― 前回はこちら ―― 「それじゃあ、始めますか」 午後1時過ぎ、都内某所。その一言で張り詰めた空気が動き、多くの参加者がつくる輪が縮んでいく。中心にいるのはPepper。いよいよ、家庭向けヒト型ロボットの本質に迫る作業が始まる。Pepper分解班の面々は湧き上がる興奮を隠せないでいた。
まずは以下の動画をご覧いただきたい。 筆者が「太極拳!」と呼びかけると、人型ロボットの「Pepper」が「コレガタイキョクケン」と発し、太極拳の動きを演じ始める。実は一連の動作、筆者がPepper向けアプリケーションを作り、動作させた成果だ。 Pepperは、ソフトバンクロボティクスと仏アルデバランロボティクスが開発した(写真1)。搭載する各種センサーで周囲を認識、自律的に行動するアルゴリズムや、対面する人の表情や音を知覚する感情認識機能など搭載する。身長は121センチメートル、重量は28キログラム。電池はリチウムイオンバッテリーで、用途によって異なるが、12時間以上、連続稼働できる。
アプリックスといえば、パソコン向けのCD-Rライターソフト、携帯Javaプラットフォームソフトウエア、Androidなど、その時代に応じた製品を手掛けてきたソフトウエア企業として知られている。同社が今、注力しているのが、Bluetooth Smart(Bluetooth Low Energy、BLE)モジュールを白物家電や美容家電などの軽家電に組み込むビジネス。最近では、家電の企画・販売を行うドウシシャとBLEモジュールを組み込んだ家電を試作し披露した(関連記事)。アプリックスはこのBLEモジュールを使ってどんなビジネスを描くのか。アプリックス 代表取締役 兼 取締役社長の郡山龍氏が語った。(聞き手は中道 理) ―最近、御社が出したニュースリリースに「今回、『HomeKit』に世界で初めて対応」と書いてあります。(米Apple社の家電制御フレームワークである)HomeKitって他社は手掛け
ソフトバンクが2015年2月に発売する、ヒューマノイド型のロボット「Pepper(ペッパー)」(関連記事:ソフトバンク、家庭向けの人型ロボット「Pepper」を2015年2月に発売)。筆者はクリエーター向けに限定販売されたペッパーに実際に触れ、前編でレポートした。 後編の今回は、Pepperのアプリ開発環境を解説し、さらに人型のインタフェースを持つロボットゆえの今後の展開を考える。 難易度は高くないPepperアプリの開発環境 アプリマーケットからダウンロードするだけでなく、Pepperを動かすためのアプリを開発することもできる。そのためにあるのがChoregraphe(コレグラフ)というツール。詳細は不明だが、ソフトバンクはChoregrapheで作ったアプリを誰でもストアで公開できるようにするという(写真1)。 写真1●Pepper用アプリの開発ツール「Choregraphe」は、Al
「Pepper(ペッパー)」に会ってきた。フランスのAldebaran Roboticsが開発しソフトバンクが発売するこのヒューマノイド型のロボットに筆者は大いなる未来を感じ、楽し時間を過ごすことができた(関連記事:ソフトバンク、家庭向けの人型ロボット「Pepper」を2015年2月に発売)。 ただそれと同時に「まだこの程度なのか」とも思ったのも事実だ。2014年6月のPepperの記者発表で見せた、孫正義社長とのよどみのない滑らかなコミュニケーションや、SMAPのバラエティー番組で見せた見事な芸をPepperが自発的にやったものと感心していただけに、実際に本人(?)に接した際のギャップに戸惑ってしまったのだ。 Pepperは現時点では、デベロッパーやクリエーター向けに200台限定で販売されている。一般への発売は、ソフトバンクの発表では2015年2月。つまりもうすぐだ。 起動前のPeppe
ゲーム内課金より、Ingressの世界観に共感するパートナー 米Google Niantic Labs ジョン・ハンケ副社長インタビュー(後編) 米Googleの社内ベンチャーNiantic Labs(ナイアンテックラボ)を率いるジョン・ハンケ(John Hanke)副社長へのインタビュー後編をお届けする。同社は位置情報を使った無料スマートフォン(スマホ)ゲーム「Ingress(イングレス)」を2013年11月から提供している。2014年12月13日に都内で開かれた公式イベント「Darsana Tokyo(ダルサナ)」に合わせて来日した(関連記事:Ingressが公式イベント「Darsana」を東京で開催、過去最大約5000人の“エージェント”が集結)。 後編ではローソンや仏AXAグループとの提携といった事業面やIngressの今後について聞いた。(聞き手は山田 剛良=日経NETWORK)
Ingressは次世代モバイルアプリのショーケース 米Google Niantic Labs ジョン・ハンケ副社長インタビュー(前編) 「Ingress(イングレス)」(写真1)は米Googleの社内ベンチャーNiantic Labs(ナイアンテックラボ)が2013年11月に提供を始めた位置情報を活用した無料のスマートフォンゲーム。既に全世界で800万ダウンロードを超えており、国内でも2014年7月のiOS版の提供開始以降、急速にプレイヤーを増やしている。同年12月13日に都内で開催した公式イベント「Darsana Tokyo(ダルサナ)」には約5000人ものプレイヤーが参加するほど人気が高まっている(関連記事:Ingressが公式イベント「Darsana」を東京で開催、過去最大約5000人の“エージェント”が集結)。 Niantic Labsを率いるジョン・ハンケ(John Hanke)
前回の記事「SIMフリー版iPhone 6の衝撃、携帯大手3社よりも割安なその実態とは」で予告した通り、本稿ではSIMフリー版iPhone 6をMVNO(仮想移動体通信事業者)で利用するために、MNP(携帯電話番号ポータビリティー)を使って携帯電話事業者からMVNOに移行したその顛末について報告したい。 ご承知のように携帯大手3社が販売するiPhone 6にはSIMロックがかかっており、購入した携帯電話会社で使うのが基本だ。一方、SIMフリー版iPhone 6は、SIMカードを差し変えることで、多様な携帯電話会社を利用できるのが最大の特徴だ。 筆者がAppleサイトのiPhoneストアに注文したのは、SIMフリー版iPhone 6(16GB)のシルバーである(写真1)。ご覧のように外観からはSIMフリー版であることは全くわからない。 MVNOの契約はWebから申し込むのが一般的 SIMフリ
「これも仕事だからやむをえない」――そんな言い訳をしながら2年ぶりに新型iPhoneを買った。iPhone 5からの乗り換えだ。ご存じのように、今回は4.7インチ画面の「iPhone 6」と5.5インチ画面の「iPhone 6 Plus」が2機種同時に登場したため、どちらにしようか迷っている人も多いと思う(写真1)。 写真1●今度のiPhoneはサイズ違いで2機種が登場。4.7インチ画面の「iPhone 6」と5.5インチ画面の「iPhone 6 Plus」のどちらにしようか悩んでいる人も多いのでは? 自分の場合は、iPhone 5からの乗り換えということもあり、「画面がより大きくなる」「動作もきっとキビキビと速くなるはず」「あれだけ大きいのだから、さぞかしバッテリーも持つはず」の3点に期待を込めて6 Plusを選んだ。結果、いずれも期待以上の満足度でスマホライフが一段と快適になった……と
2014年9月30日、Androidアプリの開発コンテスト「Android Application Award(A3、エーキューブ) 2014」の表彰式が開催された(写真1)。A3は2010年から続くAndroidアプリ開発コンテストの草分け的存在。2011年に特別版として復興支援をテーマに開催した「A3 Together」を含めると、今回で6回目を数える。 A3 2014では新たにルクセンブルク経済省貿易投資事務所が協賛団体として参加。その縁もあり、会場は東京・市ヶ谷のルクセンブルク大使館となった。大賞受賞者には賞金50万円のほか、ルクセンブルクで2014年11月17~18日に開催される「Luxembourg Internet Day」への招待や、現地ICT(情報通信技術)関連の要人との対談や関連施設への訪問といった特典が贈られる。 大賞の豪華さに目を奪われがちだが、A3は幅広い分野に目
ソフトバンクロボティクスは2014年9月20日、パーソナルロボット「Pepper」の開発者向けイベント「Pepper Tech Festival」を開催した(写真1、写真2)。デベロッパーやクリエーターなどを集めた同イベントの参加者は「約1000人」(ソフトバンク広報)に上り、Pepperという新しいアプリケーションプラットフォームへの注目度の高さを示した。
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