ロシアのプーチン大統領が命じたウクライナ侵攻を強固に支持するロシア南部チェチェン共和国のカドイロフ首長は9日、ロシア軍の包囲戦で徹底的に破壊され、占領されたウクライナ南東部の港湾都市マリウポリが同共和国の首都グロズヌイと「姉妹都市提携」を結んだと明らかにした。 カドイロフ氏のSNSへの投稿によると、マリウポリを訪れた同氏の親類のグロズヌイ市長が8日、ロシア占領下の現地で「行政トップ」を名乗る親ロシア派幹部と関連文書に署名した。グロズヌイ側の代表団はマリウポリ市内で治安維持にあたるチェチェン共和国の部隊と面会し、支援物資を渡したという。 カドイロフ氏は「姉妹都市提携」について「(マリウポリの)社会的に意味ある発展に寄与するものだ」と主張した。 マリウポリはロシアの侵攻開始直後の昨年3月にロシア軍に包囲され、市内の製鉄所「アゾフスターリ」に立てこもったウクライナ軍兵士が降伏するまでの間に高層住