妊娠を回避するために、女性が性交後に服用する飲み薬「アフターピル」(緊急避妊薬)。世界保健機関(WHO)は、アフターピルを服用できない医学上の病態はなく、服用できない年齢もないという見解を示している。 だが、日本で初めて承認・販売されたのは、2011年のことだ。現時点でも病院を受診して医師の処方箋をもらわなければ買うことができない。OTC医薬品(薬局やドラッグストアなどで購入できる、一般用医薬品)として、認められていないからだ。 一方、アメリカやEUに加盟する20カ国以上では一般用医薬品として薬局で買える。 噂になることを恐れ受診できない こんな国内事情から、アフターピルのオンライン診療に踏み切る医療機関が出始めている。 その一つが、都内の新宿駅に直結するビルで開業している「ナビタスクリニック新宿」(医療法人社団・鉄医会)。2018年9月からアフターピルをオンライン診療のみで処方する窓口を