清少納言が宮仕えの日々をつづり、紫式部が物語の舞台にした平安宮の後宮建物跡が、京都市上京区の発掘調査で見つかった。初めて確認された内裏殿舎遺構は、遷都から早々の改築や、その後に相次いだ焼亡の足跡を伝え、鎌倉時代に廃絶するまでの約430年にわたる盛衰を物語る。政治的変化に伴う
清少納言が宮仕えの日々をつづり、紫式部が物語の舞台にした平安宮の後宮建物跡が、京都市上京区の発掘調査で見つかった。初めて確認された内裏殿舎遺構は、遷都から早々の改築や、その後に相次いだ焼亡の足跡を伝え、鎌倉時代に廃絶するまでの約430年にわたる盛衰を物語る。政治的変化に伴う
平安宮内裏にあった後宮建物の登華殿(写真手前)と弘徽殿(奥)の遺構。平安文学の舞台だったことで知られる(京都市上京区)=市埋蔵文化財研究所提供 平安宮内裏にあった後宮建物の登華殿(写真手前)と弘徽殿(奥)の遺構。平安文学の舞台だったことで知られる(京都市上京区)=市埋蔵文化財研究所提供 平安文学を代表する「源氏物語」「枕草子」の舞台になった内裏の後宮建物跡が、京都市埋蔵文化財研究所が上京区で行った発掘調査で見つかっていたことが8日、京都新聞社の取材で分かった。建物跡や溝跡は中宮らが暮らした登華殿(とうかでん)と弘徽殿(こきでん)に関わるとみられ、平安時代の内裏殿舎遺構が見つかるのは初めて。 登華殿は平安中期、一条天皇の中宮定子が暮らした。関白の父・藤原道隆らとの語らいが、枕草子にはつづられている。また、弘徽殿は源氏物語において光源氏が朧月夜に出会う場になっている。両殿とも内裏北西部にあった
当会の会誌『新しい歴史学のために』第305号(2024年10月頃刊行予定)掲載予定の時評:細見和之「ガザに思いを馳せること」を先行公開します。 昨年10月7日のハマスによる越境攻撃に対して、イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザに侵攻しました。...
大学非常勤講師の賃金改善の必要性を訴える青山学院大の羽場久美子名誉教授(右)=国会内で2021年10月27日午後、田所柳子撮影 日本学術会議会員・元会員の女性研究者らで作る「女性科学研究者の環境改善に関する懇談会(JAICOWS)」の有志が27日、国会内で記者会見した。大学非常勤講師は、教授・准教授の6分の1から10分の1とされる年間100万円前後の低賃金が多いとして、与野党8党に行った待遇改善の要望と回答を公表した。 自民、立憲民主、公明、共産、日本維新の会、国民民主、れいわ新選組、社民の8党が回答した。自民党は「賃金・肩書は各大学の責任の下に判断、決定されるのが原則」とした上で、「待遇、処遇の改善を促進する」などと答えた。立憲民主…
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