イラストレーターの花邑(はなむら)まいさんの元に、女性漫画家の代理人弁護士から「通知文」が届いたのは2019年6月のことだった。 「作品が花邑さんにトレース(なぞり書き)されている」 初めは、すぐに解ける誤解だと思っていた。しかし、事態が訴訟に発展し、仕事も失うはめになるとは想像だにしていなかった。 無料メルマガ「裁判Plus 司法のリアル」が配信開始。登録はこちらから 女性漫画家から覚えのない指摘 花邑さんは美術系の短大を卒業後、入社したゲーム制作会社でデザインを担当。13年にフリーのイラストレーターへ転身した。トラブルに巻き込まれたのは、画集も発売し、順調なキャリアを歩んでいた頃だった。 女性漫画家から届いた通知文には、花邑さんが描いたゲームのキャラクターのイラスト300点以上を検証したとあり、線の重なりといった女性漫画家の作品との類似点が挙げられていた。 アニメやイラストの世界で、他
メディア芸術領域の現状をより深く、広く伝えるため愛称を「MACC」とし、総合的な広報用ウェブサイト「メディア芸術カレントコンテンツ(MACC)」として令和5年2月13日リニューアルオープンしました。 (https://macc.bunka.go.jp/) 当サイトは、これまでの記事をアーカイブとして掲載しています。 「マンガ知」という新たな概念を作り出すこと。 これがこのシンポジウムの出発点であり、そのねらいはほぼ達せられたと言えるのではないか。 2015年1月25日、平成26年度文化庁メディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業の一環として、同庁主催のシンポジウム「震災復興・地域振興・公共サービスから考える 集積された『マンガ知』の使い方」が、政策研究大学院大学を会場にして開かれた。 モデレーターはマンガ研究者・ライターの小田切博氏、進行、および第1部のキーノート・スピーチはマンガ研究家
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鹿児島県の離島である奄美大島。 そんな奄美大島の空港に降りると、驚くことがある。 とにかく、空港の土産物屋が「黒糖」一色なのだ。そのままの黒糖はもちろん、黒糖チョコレート、黒糖ピーナツ、黒糖バナナ。はては黒糖焼酎から黒糖とよもぎを使った黒いお餅「ふちもち」まで。いやはや、これでもかというほどの「黒糖」推し。 奄美大島の人はそんなに黒糖が好きなのかとも思ったが。じつは、島には、黒糖にまつわる知られざる暗黒時代があった。俗にいう「黒糖地獄」である。 島の歴史を語る上で「黒糖」だけは外せない。 ということで、「知る旅―奄美大島」の次の取材先はコチラ。 昭和60(1985)年創業の「水間(みずま)黒糖製造工場」である。 水間黒糖製糖工場 奄美大島とは切っても切れない「黒糖」。そんな黒糖を昔ながらの手作業で製造し、今なお伝統を守り続けている「水間黒糖製造工場」を訪れた。 今回は、黒糖製造に携わる人た
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