「TIPS:[ASP.NET]チャート・コントロールを使うには?(環境設定)」で説明したように、チャート・コントロールは多種類のグラフ表現に対応したサーバ・コントロールである。 ASP.NET 3.5では拡張コントロールという扱いであったため、利用に当たってもやや心理的なハードルがあったが、ASP.NET 4で標準コントロールとして搭載されたことで、今後ますます利用の機会が多くなっていくと思われる。 本稿は、そんなチャート・コントロールが対応するあまたのチャートの中でも、特によく利用すると思われる折れ線グラフを作成する方法について紹介する。 折れ線グラフは、時系列に沿った値を直線でつないだグラフ表現で、その性質上、値の変化を把握させるのに適している。例えば、以下のような月別の気温の変化などは(棒グラフを使っても表現できるが)折れ線グラフで示した方がより値の推移を強調できるだろう。