テクノロジーの進化によって誕生した所謂"無人飛行機"のドローン。迫力満点の空撮映像は勿論、物流や農業、インフラ点検、災害時の情報収集など需要は拡大し、ドローン市場は今、急速な成長を見せている。そんな中、国内外の数々のドローンレースで活躍するのが現在20歳の髙梨智樹(たかなし・ともき)だ。その卓越した技術により、一般的にはドローンを飛ばせない場所でも一部を除き飛行可能とされる特別な許可を国土交通省から取得しており、災害時には行政からの依頼で災害状況を把握するための映像撮影なども行う。国内でも数少ないドローンで生計を立てている職業パイロットだ。 幼いころから身体が弱く、ディスレクシア(識字障害)を抱えているため自宅に引きこもりがちだった髙梨。当時の自分を「友達は少ない方だしスクールカースト最下層だった」と振り返るが、中学生の時に動画サイトにアップされていたドローンの迫力映像に衝撃を受けてその魅
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