『日産ラシーンのデザイン開発』 前例のない開発手法に見るこれからのモノ作り 著者:坂口善英 発行:三樹書房 定価:1890円 体裁:A5判、144ページ 本当に生活に必要なクルマを目指し、開発された日産『ラシーン』(1994〜2000年)。当時のデザイン開発の現場、プロジェクトの進め方、コンセプトの発想方法などが、開発当事者により丁寧に記されている。 ラシーンの開発には紆余曲折、枝分かれ、リセットが多かった。パイクカーが際物からまっとうなプロダクトに移行する過渡期の車がラシーンであり、現在の商品開発手法につながる初期の車だと言える。こうした車に、数は多くないけれど熱心な愛好者がいるのも当然だろう。 口絵には、当時の貴重な写真、カタログをカラ—で掲載し、自動車デザイナーを志す人はもちろん、プロダクトデザイン全般やもの作りに興味がある人にも最適。 《高木啓》
父が本をだしました。 日産自動車勤務時代に携わった ラシーンという車のデザイン開発に関する本です。 それまで主流だったスピード感を追求した車から 生活の中に溶け込む家電のような大衆車へ。 その開発手法は、車のデザインに関心のない人であっても、 プロダクトデザインやものづくりに関わりのある人や、 プロジェクトの企画・マネージメントに関わる人にとっても役立つ本だと思います。 個人的には、部や課を超えた組織内の協同プロジェクトや ヘリテイジ・デザインという継承されていくデザインの手法が興味深い内容でした。 * Heritage:〔受け継がれる文化・歴史的〕遺産、伝統」 最終インテリアスケッチ案。 軽飛行機の計器盤のようなデザイン 日産初のパイクカー Be-1 部品部とデザイン本部が、協働で作業を行うことは初めてだったそう。 「ラシーンJ開発に見るプロダクトデザインの可能性 – 三樹書房 クルマの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く