日本シリーズの壮絶な冷戦に、落合流「負けない野球」の真骨頂を見た件。 Tweet Share on Tumblr カテゴリ:野球 2011年11月21日12:12 おめでとうソフトバンク!ありがとう中日! 球史に残る冷戦、2011年の日本シリーズが終わりました。大方の予想を覆し、7戦までもつれた戦いは4勝3敗で福岡ソフトバンクホークスが制覇。2003年以来の日本一、ペナントレース・交流戦・日本シリーズをすべて制する完全優勝で有終の美を飾りました。一年を通じて見せたまったく隙のない強さは「最強」の冠をつけるにふさわしいもの。来年のシーズンを心待ちにするパ・リーグファンとしては「杉内出ていけ」「和田出ていけ」「川崎出ていけ」「ホールトン出ていけ」「内川地元ファンに本性見せろ」とソフトバンクの弱体化を願わずにはいられません。今年のままなら、とても勝てる気がしませんから…! そんな最強ソフトバンク
退団する監督が逆転優勝に導くという前代未聞の快挙をやってのけた。2011年10月18日、セ・リーグを制した中日の落合博満監督である。しかも球団初の2連覇。まさに「男の意地」を示した格好だった。 優勝決定は引き分け、という渋いものだった。横浜相手に延長10回、3-3。10月6日に首位に立ち、10日からのヤクルト4連戦に全勝し、そのままゴールインした。一時は首位ヤクルトに10ゲーム差をつけられていただけに、見事な逆転連覇だった。 「最後まで競った戦いは、今シーズンのウチを象徴しているのではないか」と総括した落合監督。対ヤクルト4連勝の後の巨人に3連敗したのは「ある程度は想定していた」と振り返った。大詰めでの計算は、ぎりぎり優勝だったというのである。 長く首位をキープしながらひっくり返されたヤクルトの小川淳司監督は「力の差」を素直に認めた。また中日に勝ち越した巨人の原辰徳監督は「中日は投手陣がよ
はじめに 2011年のシーズンもそろそろ終わり,残すはポストシーズンの季節となってまいりました。若干の試合を残してはいますが,両リーグとも順位は確定しています。今回のテーマはセ・リーグ1位の中日ドラゴンズ(以下,中日)です。 さて,シーズン途中の順位を思えば大逆転劇といっても良いだろう結果を残したのですが,そのことよりも現在は監督の退任にまつわるあれこれが話題の中心になっています。 これについては,各方面からいろいろな話が上がっていますが,噂に対して憶測でコメントするのは避けたいと思います。率直に感想を言わせてもらえば, 「もったいないな……。」 といったところです。今,慌てて監督を変える理由はないと思えますが,いつまでも同じ監督で戦い続けることはできませんし,手遅れになってからでは遅いということもあります。中日経営陣は,相当綿密な調査をした上での決断なのかどうかはよくわかりませんが,願わ
【中日・ヤクルト】マウンドで岩瀬(右)らに言葉をかける落合監督(右から2人目)=ナゴヤドームで2011年9月22日、佐々木順一撮影 優勝争いの行方を占う首位ヤクルトとの4連戦の直前に、中日は落合監督の退任を発表した。04年の就任以来、リーグを3回制し、07年には日本一にもなった。今季もここまで2位と、実績面であえて交代させる理由はない。だが、守り勝つスタイルで好成績を上げながらも、観客動員は減り続け、球団も勝利だけを追求することはできなくなった。 落合監督は「勝つことが最大のファンサービス」と公言し、勝利至上主義に徹してきた。07年の日本シリーズでは、八回まで完全試合の快投を演じていた山井に代え、九回から抑えの岩瀬に交代したこともあった。選手のけがも隠すなど、徹底した情報管理を敷き、シーズン終了後恒例のファン感謝デーにも顔を出さない姿勢に対し、営業部門など球団内の不満は積もっていった。 落
トップ > 社説・コラム > 社説一覧 > 記事 【社説】 日本シリーズ 野球人気よ、ふたたび 2010年11月9日 少々眠い。でも、どこかさわやかな後味だった。技術や戦略の理屈を超えた連夜の延長戦。球史に残る日本シリーズは、地域に元気を残していった。あっぱれだ、ロッテナイン。来年こそ、竜戦士。 地元としては悔しいが、おもしろいシリーズだった。 連夜の延長、合わせて十時間三十九分の息詰まる攻防に、実況のアナウンサーも「野球史に残る死闘」と絶叫し、「もう、何が起きるかわかりません」と、しばしば言葉を失った。 第七戦九回裏、先頭の和田外野手が三塁打を放った時には、まちじゅうの歓声が、決着の瞬間にはため息が、それぞれ聞こえて来るような、連帯感を味わえた。 名古屋と千葉。地方都市に本拠地を置く球団同士の戦いに、在京キー局は冷ややかだった。地上波の全国中継がない日もあった。 バレーボールの女子世界選
投の中日、打のロッテ 日本シリーズ30日開幕2010年10月30日11時28分 印刷 Check 会見する落合監督 会見する西村監督 今季チーム成績 交流戦の対戦結果 プロ野球の日本シリーズは30日、開幕する。セ・リーグを制した中日に、両リーグを通じて初めて3位から駆け上がってきたロッテが挑む。両者の対決はロッテが4勝2敗で制した1974年以来、2度目。安定した投手力を誇る中日は3年ぶり、打力のロッテは5年ぶりの頂点を目指す。 投打の成績は対極だ。12球団トップの防御率で守り抜いた中日に対し、ロッテはリーグ一の打率、得点の破壊力。どれだけ持ち味を発揮できるかが、明暗を分けるだろう。 中日は巨人とのクライマックスシリーズ(CS)でも防御率1.50と盤石だった。左右のエース、チェンと吉見はともに無失点。1、2戦目を任されるであろう2人が流れを作れば、完全に中日のペースになる。3戦目以降も山井、
巨人3タテの快挙は逃したものの、3年ぶりの日本シリーズ出場目前の中日・落合博満監督(56)。後輩、ロッテとの対決は、古巣・西村徳文監督(50)との一騎打ちでもある。絶対に負けられない、プライドをかけた戦いになる。 現役時代、世界の王もできなかった日本プロ野球史上初の3度の三冠王に輝いている落合監督だが、監督になって一番喜んだ賞がある。正力松太郎賞だ。 同賞は「毎年のプロ野球界で最も貢献のあった競技者(監督、コーチ、選手、審判)に対して授与される」勲章。3度の三冠王の時に受賞できず、07年、リーグ2位から日本一監督になり、初めて栄誉を手にしている。 このときは、クライマックスシリーズでリーグ優勝の巨人を3タテにして、2位からの奇跡の大逆転日本一だった。今度は「リーグ優勝、クライマックスシリーズ制覇、日本一になって完全優勝しないと意味がない」と言い続け、その完全優勝での2度目の正力賞とな
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