全国津々浦々の盆踊りで踊られる「東京音頭」や「炭坑節」は、現代日本に住む大多数の人々にとって親しみ深い、きわめて数少ない(ひょっとしたら唯一の?)「民謡風」の楽曲だろう。しかし、前者は昭和8年にレコード会社が制作し大ヒットしたものだし、後者は明治から昭和初期にかけて筑豊の炭鉱やその近辺のお座敷で形成されたものが、戦後レコードになって流行したものであり、つまり近代に成立した流行音楽なのだ。本書は
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