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書籍と国家に関するakakitのブックマーク (5)

  • 周到に計算された「狂人国家」というブランディング戦略 『北朝鮮の核心』 - HONZ

    北朝鮮は、統計上はアフリカの小国ガーナに似ている。2010年の人口は北朝鮮が2,440万人に対してガーナが2,470万人。一人当たりGDPはそれぞれ1,800ドルと1,700ドル。しかし、国際社会から受ける注目度や、先進国から引き出してきた援助の額、政治的譲歩において、北朝鮮はガーナなど比べ物にならない大成功を収めてきた。この差はどこから来るのだろう。 書の序章には「驚異的な理性の国」というタイトルが付いている。もちろんそれは北朝鮮のことだ。活用できる資源もなく、経済は死に体、時代遅れのスターリン主義と君主制を貫き、核兵器を積極的に威嚇手段として用いるその様は、周辺国の人々から「理解不能な狂人国家」と思われている。ところがこの国の指導層は、自分たちが何をしているのか、実は完璧に分かっているのだ。 著者アンドレイ・ランコフは、ソ連に生まれ、留学生として平壌に住んだ経験もあり、現在は韓国の国

    周到に計算された「狂人国家」というブランディング戦略 『北朝鮮の核心』 - HONZ
    akakit
    akakit 2015/08/22
    「この国の指導層は知っている。サダム・フセインがアメリカに倒されたのは、「大量破壊兵器を持っていたからではなく、持っていなかったから」だということを。」
  • 三浦瑠麗「シビリアンの戦争」書評 文民統制に恐ろしい問いかけ|好書好日

    ISBN: 9784000258647 発売⽇: 2012/10/01 サイズ: 20cm/258,82p シビリアンの戦争 デモクラシーが攻撃的になるとき [著]三浦瑠麗 書は、ぼくたちが慣れ親しんでいる軍や戦争に関する基的な考え方に大きな疑問をつきつける。従来の発想では、軍人は戦争大好きだとされる。だから平和を愛する文民が彼らの活動を常に監視し、抑えなくてはならない。これが文民統制(シビリアンコントロール)の発想だ。 でも近年の多くの戦争の実態はちがう、と著者は指摘する。軍人たちは、戦闘で真っ先に死傷する立場だ。だから勝算のない無意味な戦争にはきわめて慎重だ。むしろ文民たちのほうが、独裁政権打倒とか対テロとか、その時の勝手な思い込みと勢いで、軍人たちを(民主主義のおかげで!)戦争に引きずり込んでいる、と。文民統制というのは当に有効なのか? 恐ろしいことながら、これが正鵠(せいこく

    三浦瑠麗「シビリアンの戦争」書評 文民統制に恐ろしい問いかけ|好書好日
  • ニューアトランティスなど消滅・崩壊した183カ国を網羅した「消滅した国々」

    いま、地球上には日アメリカのように国連に加盟している国が193カ国あり、国連オブザーバーのバチカン市国を含めると194カ国あります。一方で、第二次世界大戦後、この地球上から消滅した国々の数も183カ国と、それとほぼ同数に上ります。 近年だと、東西合併によりドイツ連邦共和国(旧西ドイツ)に吸収する形で消滅したドイツ民主共和国(東ドイツ)や、解体消滅したソビエト連邦などが有名ですが、中にはたとえば「オバンボ」「ガガウズ」「キレナイカ」「クワクワ」といった国名とは思えないような変わった名前のものも。それらの情報をまとめた書籍が、社会評論社から刊行されている「消滅した国々」です。 消滅した国々 | 総合書籍出版 社会評論社 http://www.shahyo.com/mokuroku/foreign/geography/ISBN978-4-7845-0970-6.php このはウェブサイト「

    ニューアトランティスなど消滅・崩壊した183カ国を網羅した「消滅した国々」
  • 『消滅した国々』(吉田一郎著)を読む - 週刊アスキー

    私のサブカル根性を鋭く見抜いてたまに献いただく社会評論社さんからが届いたので、「フムフム、今度は、どんな?」と楽しみながら開いたら『消滅した国々』というでした。サブタイトルに“第二次世界大戦以降崩壊した183カ国”と書いてあって、「国って消滅するんだぁ、そりゃそうかぁ」と感慨深く手に取ると著者が、吉田一郎氏。 ↑『消滅した国々』は712ページもある大著。いま話題の『メイカーズ』(クリス・アンダーソン)の2倍もある。 ちょっと嬉しいのは巻頭カラー口絵で、消滅した183ヵ国の国旗が一覧になって掲載されていることだ。小学生の頃国旗マニアだった私には、ちょっぴり感傷にふけってしまう時間しばし、「あったあった、この国あった」とひとり頭の中で繰り返した。 1ページ目は、“第一章 国際的に承認された国”とあって、南ベトナム、マラヤ連邦、北イエメン、南イエメン、アラブ連合、ソ連、東ドイツ、チェコス

    『消滅した国々』(吉田一郎著)を読む - 週刊アスキー
  • 『メディアとプロパガンダ』で、世論なんてちょろい ~彼らが政府・企業と結託する理由:日経ビジネスオンライン

    アメリカを代表する新聞「ニューヨーク・タイムズ」は、ノーム・チョムスキーを「その思想の威力、広がり、斬新さ、影響力において、彼は現存する中で最も重要な知識人だ」と絶賛した。 言語学におけるアインシュタインと称されるチョムスキーの紹介にあたって、よく引用される記事なのだが、実は続く段落でこう記されている。「なのに彼の米国外交批判はひどすぎる」。 9.11以降、アメリカを批判するチョムスキーの書籍が日でも数多く刊行された。 イラク戦争についていえば、戦後明らかになった事実が、「アメリカこそテロ国家の親玉」という彼の批判の正しさを証明した。開戦前、私たちは「イラクは3万発のミサイルに500トンの化学兵器、2万5000リットルの炭疽菌などの大量破壊兵器を所有している」といった、アメリカのメディアが発する情報を繰り返し耳にした。 だが、いまとなっては、それらはまったくの虚偽であることが判明した。一

    『メディアとプロパガンダ』で、世論なんてちょろい ~彼らが政府・企業と結託する理由:日経ビジネスオンライン
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