末井昭さん(編集者・エッセイスト) 48年生まれ。「写真時代」などの創刊に携わる。最近はテナーサックス奏者としての活動もさかん。=山本和生撮影 ■自殺を防ぐ「病、市に出せ」 『生き心地の良い町』 [著]岡檀 (講談社・1512円) 読んだのは2013年、ぼくが『自殺』という本を書き上げ、出す直前でした。書く前に読んでおけばよかった、と思いました。 社会学者の岡さんが徳島県にある海部(かいふ)町(現海陽町)という全国屈指の自殺率の低い町に入って、なぜなのかを調べた本で、謎解きの魅力もあるんです。 自殺率の高い秋田県のことは、ぼくも詳しい方に話を聞いたことがあります。秋田は美容院が多く、NHKの受信料支払率も際立って高い。真面目で人目を気にするという県民性なんでしょう。 海部町は逆です。赤い羽根募金が集まらない。人は人、自分は自分なんですね。そのくせ、鬱(うつ)になった人のところに押しかけ「あ
「助けがどうしても必要だ」 「ひっきりなしに悪夢を見るし、怒りが爆発する」 「外に出るたびに、そこにいる全員が何をしているのか気になって仕方がない」 「悪霊のようなものに取りつかれずに帰ってきた者はひとりもいないと思う。その悪霊は動き出すチャンスをねらっているんだ」 イラク戦争からの、アメリカ帰還兵たちが口にした言葉である。戦地のイラクやアフガニスタンに派兵され、帰還した兵士はおよそ200万人。彼らの中には、見た目は健康でも、PTSD(心的外傷後ストレス障害)やTBI(外傷性脳損傷)といった心の傷を抱える者が少なくない。気鬱、不安、記憶障害、人格変化、自殺願望といった症状に悩まされる兵士たちの数は50万人に上り、毎年250人超が自ら命を絶っているという。(2012年8月の「ニューズウィーク」には毎日18人の帰還兵が自殺するという記事も出ている) 本書は、心に傷を負った5人のイラク戦争帰還兵
前の記事 アウディの無人走行車、山岳コース完走(動画) 連続自殺で話題、富士康(Foxconn)巨大工場のギャラリー 2010年11月22日 社会 コメント: トラックバック (0) フィード社会 Pete Brook 台湾に本拠を置くHon Hai Precision Industries(鴻海精密工業)社の傘下にあるFoxconn Technology Group(富士康)社は、世界でも最大手クラスの電子機器メーカーだ。Apple社やHP社、Dell社、Nokia社、任天堂など、トップクラスのメーカーに部品を供給している。 Foxconn社は、『Fortune』誌が選ぶグローバル企業500社ランキングで112位にランクインし、中国国内に100万人近くの従業員を抱えている。 しかし同社は今年、自殺が連続したことで有名になった。Reutersが報じたところによると、同社で働いていた23歳の
「自殺」というと非常にネガティブな行動の極みなのですが、それをあえてブラックユーモアとして昇華させたのがこのAndy Riley作の絵本「The Book of Bunny Suicides」です。 ありとあらゆるまわりくどい方法で自殺を試みるウサギたちが描かれており、本場イギリスのブラックユーモアの感性が理解できない人にとってはただの不謹慎本、理解できる人にとっては高評価な大人の絵本、というような感じになっています。 ブラックユーモアに理解のある人は以下から。 In pictures: Bunny suicides | Books | guardian.co.uk Funny Comic Bunny Suicide Pictures アイロン ジェット飛行機のエンジンに飛び込み 棒高跳び 木を切り倒すとき ギロチンとともに ハリーポッターの本を注文 スペースシャトル発射 ノアの方舟 不敬
【ワシントン=望月洋嗣】米陸軍は29日、増え続ける兵士の自殺について分析した報告書を発表した。自殺者は2004年以降、毎年増加し、09年は162人と過去最悪を記録。自殺未遂も約1700件にのぼった。陸軍での自殺率は10万人あたり20.2人で、米国全体の平均自殺率(10万人あたり19.2人)を上回っている。 報告書によると、自殺者の6割は入隊後間もない兵士。離婚など私生活上の問題に区切りをつけようとして入隊した兵士らが自殺するケースが多く、20代後半で入隊した兵士の自殺率は、18〜20歳で入隊した兵士の3倍になるという。自殺者の29%は薬物使用や飲酒の記録があり、25%は犯罪行為への関与について捜査されていたという。 報告書は「約10年にわたって、前例のない作戦のテンポの元で働く影響をだれもが自覚している」とし、イラクとアフガニスタンでの戦争への「繰り返し派遣」による兵士や家族のストレス
8日午前10時35分頃、神戸市中央区港島の倉庫会社で、到着したトラックの荷台の屋根(高さ3・6メートル)の上に男性が倒れているのを従業員が見つけ、119番した。 男性は軽傷で、神戸水上署の調べに対し、兵庫県西宮市内の歩道橋から、飛び降り自殺を図ったことを認めており、荷台に偶然「着地」し、約20キロ運ばれたとみられる。 発表によると、西宮市内の会社員(21)で、「発作的に死のうと思った」と話している。トラックはこの日朝、大阪府茨木市から神戸・ポートアイランドまで走行。運転手の男性(39)は「兵庫県西宮市河原町付近の国道171号で停止中に、『ドン』という音を聞いたが、荷物が揺れた音と思い、そのまま走った」と話しているという。
自殺報道には自殺予防メディア関係者のための手引きがWHO(世界保健機構)より出され、正式の翻訳版まであります。詳しくはマスコミの責任は此処にあるを御参照くだされば良いのですが、もっとも簡潔にポイントをまとめたものとして、 何をするべきか 事実の公表に際しては、保健専門家と密接に連動すること。 自殺は「既遂」と言及すること。「成功」とは言わない。 直接関係のあるデータのみ取り上げ、それを第1面ではなく中ほどのページの中でとりあげること。 自殺以外の問題解決のための選択肢を強調すること。 支援組織の連絡先や地域の社会資源について情報提供をすること。 危険を示す指標と警告信号を公表すること。してはいけないこと 写真や遺書を公表しないこと。 使われた自殺手段の特異的で詳細な部分については報道をしないこと。 自殺に単純な理由を付与しないこと。 自殺を美化したり、扇情的に取り上げたりしないこと。 宗教
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