拙者の名はヒロオカ・ユースケ。このIT時代を愛刀1本で生きている浪人(という設定)。白飯に合う一番のおかずは納豆だと思っている。この連載“IT斬鉄剣”は、そんな拙者が様々な製品を実際に試し、誠に僭越ながら独断と偏見で斬っていく企画。 “食の極み 魯山人納豆鉢"。 魯山人……? あの美食家で有名な北大路魯山人の事か!? あの北大路魯山人の納豆鉢だと!? 魯山人といえば明治から昭和にかけ活躍した芸術家の一人であるが、その道の一つ、陶芸を始めた理由も『食器は料理の着物』という考えで作陶したいと始めたほど、食に対し強い拘りを持った人物だ。 そんな魯山人は 『納豆は糸を出せば出すほど、うまくなる』 という言葉を残している。 魯山人によると納豆の拵え方は、何も加えず、練るのが困難な程、硬く練り上げ、醤油を加え、糸が無くなるまで更に練るのが良いという。そして、その掻き混ぜる回数は424回にも上るのだ。
![また、納豆がうまくなる魯山人納豆鉢を斬ってしまった……。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3f128fbbd2ce26344922894b7def32982186125f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2014%2F11%2F14%2F417363%2Fl%2F5f66d32d7aa6a03d.jpg%3F20200122)